今年のポケモン映画は、オールドファンにこそ観てもらいたい“ポケモン愛”がギッシリ!

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今年のポケモン映画は、オールドファンにこそ観てもらいたい“ポケモン愛”がギッシリ!

1998年より毎年夏に公開され、今年で20作目を迎える『劇場版ポケットモンスター』シリーズ。大きな節目を飾る最新作『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』(7月15日公開)は、ポケモンへの愛にあふれた最高のエンターテインメント作であることをここでお伝えしたい!

ポケモンの原点がスクリーンに登場!
ポケモンの原点がスクリーンに登場![c]Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku [c]Pokémon [c]2017 ピカチュウプロジェクト

本作の予告編映像が解禁された今年3月、ポケモンファンの間に衝撃が走った。なぜなら、そこには1997年に放送されたテレビアニメ第1話「ポケモンきみにきめた!」の名シーンが描かれていたからだ。サトシとピカチュウの出会い、伝説のポケモン“ホウオウ”との遭遇。流れ出すイントロは当時のOP曲の20周年記念Ver.「めざせポケモンマスター -20th Anniversary-」!“すべての始まり”のエピソードは、20年の時を超えて鮮やかにスクリーンに蘇った。

【写真を見る】虹色の羽根を持つ伝説のポケモン・ホウオウ
【写真を見る】虹色の羽根を持つ伝説のポケモン・ホウオウ[c]Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku [c]Pokémon [c]2017 ピカチュウプロジェクト

しかし、本作はテレビ版のリメイクではない。スクリーンで繰り広げられるのは、テレビアニメ第1話へのオマージュとも取れる物語――ホウオウを追うサトシとピカチュウの壮大な冒険だ。登場するポケモンには、ヒトカゲ、バタフリー、イワーク、ラプラスといった原点となるゲームボーイ用ソフト「赤・緑」やテレビアニメ初期のキャラクターが多数。スクリーンで躍動する懐かしいポケモンたちに、オールドファンなら静かな興奮を覚えずにはいられない。さらに冒険の道中では、ファン感動間違いなしのエピソードがこれでもかと散りばめられている。作品を思うスタッフの愛を、こんなにも感じる映画があっただろうか?

ロケット団も、もちろん登場!
ロケット団も、もちろん登場![c]Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku [c]Pokémon [c]2017 ピカチュウプロジェクト

「ポケモンの持っているさまざまな要素をrefine(精製)した」とは湯山邦彦監督の弁。その言葉通り、本作にはポケモンを“捕まえる”、“育てる”、“闘わせる”、“進化させる”といった作品の世界を理解するための基本事項が網羅されている。ポケモンを知らない人にとっては入門書であるが、本作はまさしくオールドファンに贈る思い出のアルバムなのだ!

サトシとピカチュウはホウオウに会えるのか…?
サトシとピカチュウはホウオウに会えるのか…?[c]Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku [c]Pokémon [c]2017 ピカチュウプロジェクト

昨年、配信がスタートしたスマートフォン向けアプリ「ポケモンGO」で、再び大きな注目を集めているポケモン。新旧のファンがスマホ画面のポケモンに夢中になっているが、映画ではそれらが単なるコレクションの対象物ではなく、魅力的なキャラクターの集まりであることを気付かせてくれる。ポケモンが大好きな現代の少年少女たちも、はるか昔にポケモンを卒業したかつての少年少女たちも、スクリーンの前で共に20周年を祝おうじゃないか。ほら、もうすぐあのイントロが聞こえてくる――。【トライワークス】

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