猛暑＆ゲリラ豪雨のなか26万人が集結！「コミケ102」を沸かせたハイレベル・コスプレイヤー20選

世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット」(略称：コミケ)。その最新回となる「コミックマーケット102」が、8月12日、13日の2日間、東京ビッグサイトにて開催された。2日間で26万人が来場するなど、大盛り上がりとなった同イベントの様子を、会場で撮影させてもらったコスプレイヤーたちの写真と併せて、リポート形式で紹介しよう。

「コミケ」をはじめ、コスプレイベントといえば、会場を彩るハイレベルなレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやゲーム、映画、コミックなどを分析できるところも、参加するうえでの醍醐味の一つ。

今回の「コミケ102」では、「推しの子」や「地獄楽」「機動戦士ガンダム 水星の魔女」といった2023年放送のアニメ作品のコスプレが人気で、これらのキャラクターたち(に扮したレイヤー)が大集結。その他にも“コスプレ”を題材にした「その着せ替え人形は恋をする」や「2.5次元の誘惑(リリサ)」などのヒロインに扮する参加者が多く、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていた。

また、ゲーム作品では「勝利の女神：NIKKE」や「ブルーアーカイブ」をはじめとしたスマートフォンゲームをはじめ、「バイオハザード RE:4」「ストリートファイター6」「ファイナルファンタジーXVI」など、2023年上半期に発売された家庭用ゲーム機のヒット作のコスプレ人気も高く、これらのキャラクターたちも続々と参戦。同じタイトルのレイヤー同士で集まり、“併せ”を楽しむグループの姿も見られた。

もちろんこれら以外にも、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(21)や『THE FIRST SLAM DUNK』(公開中)、『グリッドマン ユニバース』(23)、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(公開中)、さらには『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』(2024年1月26日公開)といった映画作品のコスプレ参加者も多く、なかには作品の枠を超え、異なるタイトルのキャラ同士でツーショット撮影や交流を楽しむレイヤーたちもいた。

ちなみに同日には、付近の東京ファッションタウンビル(TFTビル)で「となりでコスプレ博2023夏」(略称：となコス)も開催され、こちらにも大勢のコスプレファンが集結。2つの会場をはしごして、途中で衣装を着替えつつ数種類のコスプレを楽しんでいたレイヤーもいて、それぞれが思う存分、真夏の「コミケ」＆「となコス」を満喫していたようだ。

こうして大盛況のうちに終了した「コミケ102」に続き、次回の「コミックマーケット103」は2023年12月30日(土)、31日(日)に開催が予定されている。

まだ少し先だが、はたして次回の開催時には、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか？そうした点にも注意しながら、最新のコンテンツをチェックしておき、「コミケ103」で答え合わせをする…というものおもしろそうだ。

取材・文／ソムタム田井