『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』声優初挑戦の宮世琉弥のコメント力に佐藤二朗がびっくり「あなた本当に19歳?」
アメリカ発のポップカルチャーアイコンとして、幅広い世代から支持を集める人気シリーズを新たなビジュアルでアニメ映画化する『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』(9月22日公開)。その日本語吹替版完成報告会見が8月23日にザ・ペニンシュラ東京で行われ、宮世琉弥、齊藤京子(日向坂46)、佐藤二朗が登壇した。
本作では、“普通のティーンエイジャー”として彼らが住むニューヨークのみんなに愛され受け入れられたいタートルズたちが、その願いを叶えるため、新たな友人エイプリルの助けを得つつ謎の犯罪組織との戦いに繰り出す。
不思議な液体“ミュータンジェン”に触れたことでミュータントとなったカメたち”タートルズ”のリーダー・レオナルドを宮世、カメたちが最初に出会う人間で、ジャーナリストを志しニューヨーカーらしい勝気で会話センス抜群の女子高生・エイプリルを齊藤、人間社会の乗っ取りを目論むミュータント軍団を率い、スーパー知能を持つハエのミュータント・スーパーフライを佐藤が吹替えている。
宮世は今作を「独特な絵のタッチが僕、すごい好み。あとはなんといっても音楽がすごくいい」と絶賛。続けて「そのシーンに合わせての音楽が、『すごく懐かしいな』というのもあったり、最近の流行ってる曲だったり、いろんなものが混ざっていて、幅広い世代の方が楽しめる作品だなと思いました」と魅力を語った。
すると佐藤が「あなた本当に19歳?ものすごい満点のコメント」と感心。一方、齊藤は「すごく心が温まる映画だなと思いました。個人的には色味がすごい鮮やかで素敵だなと思いました。正義感溢れる、本当に誰が見ても心が温まる映画なので、ぜひご覧いただけたら」と呼びかけた。
また、本作で声優初挑戦の宮世は「初めてだったので、ド緊張しながらやっていたんです。周りのスタッフさんに緊張をほぐされながら、アドバイスをいただきながらやった」とアフレコを回顧。
齊藤も声優は今回が初めてだと明かすと、佐藤が「俺、結構やってる」と冗談交じりに胸を張る一方で、「声優をやらせていただくたびに、全然、俳優と違う筋肉なので、本職の声優の方へのリスペクトが、やるたびに高まる」と口にした。
齊藤は、自身が吹替えを担当したエイプリル役のアフレコを「常に叫んでる状態なので、終わった後クタクタになった」と述懐。「すっごく疲れたんですけど、でもすっごく楽しかった」と続け、「初めてのアフレコだったんですけど、私の収録の時は1人目だったので、全部が英語だったので、本当に難しかった」と他のキャラクターが英語音声の映像でアフレコした苦労を打ち明けた。
イベントの終わりには、タートルズたちの大好物であるピザが会場に登場。10万円かけてマンホールサイズに作ったと聞かされると、一同はぴっくり。佐藤は「嘘、これ10万?俺、これ持って逃げるよ」と笑いを誘い、齊藤は「ピザで10万円は初めて」と目を丸くしていた。
取材・文/山田健史