『ミュータント・タートルズ』は音楽も必聴！M.O.Pやデ・ラ・ソウルの楽曲にフォーカス

映画やアニメ、ゲームなど、世代を超えて愛され続けている「ミュータント・タートルズ」の劇場アニメ映画最新作となる『ミュータント・タートルズ：ミュータント・パニック！』(9月22日公開)。ひと足先に公開されたアメリカでは、アメコミタッチの躍動感あふれるビジュアルで批評家から称賛を獲得。そんな本作をさらに盛り上げているのは、タートルズたちの魅力を詰め込んだイケてる劇中曲の数々だ。

90年代のヒップホップやR&Bなど、グルーヴ感満載のナンバーが数多く使用されている本作。そのなかでも一際印象に残るのが、劇中でタートルズたちが住むブルックリンを代表するヒップホップクルーM.O.Pによる「Ante Up」。予告編でもメインで使用され、本編でも重要なシーンで幾度と流れるこの楽曲は、力強い歌声と重厚なビートで、スクリーンのなかで躍動するタートルズたちと最高の相乗効果をもたらす、まさに本作を象徴するような一曲となっている。

また、デ・ラ・ソウルやア・トライブ・コールド・クエスト、DMX、ギャング・スターなど、音楽好きにはたまらない垂涎もののアーティストの楽曲も次々と流れ、洋楽にあまり詳しくない人たちでも心躍ること間違いなし。現在音楽ストリーミングサービス「Spotify」では、本作公式のプレイリストが公開されているので、是非ともチェックしてほしい。

劇中曲以外にも、タートルズたちの前に立ちはだかるハエのミュータント“スーパーフライ”の声を担当しているのは伝説のヒップホップグループNWAのメンバーで俳優としても活躍するアイス・キューブ。マンタのミュータントである“レイ・フィレット”の声はグラミー賞に幾度となくノミネートされた経験のあるポスト・マローンと、世界的アーティストがボイスキャストとして参加していることにも注目だ。

映画館の音響環境でノリノリの楽曲を味わいながら、ミュータントと人間の垣根を超えた大きな一歩を踏みだそうと奮闘する“ティーンエイジャー”のタートルズたちの高ぶるパワーとエモーションを全身で受け止めよう！

文/久保田 和馬