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元米国防情報局員が描くスパイの“真実”!『カンダハル 突破せよ』のスリリングな魅力

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元米国防情報局員が描くスパイの“真実”!『カンダハル 突破せよ』のスリリングな魅力

ジェラルド・バトラー主演、元アメリカ国防情報局の脚本家が描くスパイアクション映画『カンダハル 突破せよ』が10月20日(金)より公開される。本作の壮絶なアクションを捉えた場⾯写真4点と、脚本家やプロデューサーのコメントから、本作の魅力を紹介していこう。

【写真を見る】元アメリカ国防情報局の脚本家が、真実のスパイの姿を活写!
【写真を見る】元アメリカ国防情報局の脚本家が、真実のスパイの姿を活写![c]COPYRIGHT 2022 COLLEAH PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

これまでにホワイトハウス占拠、潜水艦VSクーデター部隊、巨大彗星の地球直撃など、数々の危機を満身創痍で乗り越えてきた孤高のアクション俳優、バトラー。次なるミッションは、敵地のド真ん中に取り残されたCIA工作員が繰り広げる孤立無援の脱出アクションだ。

製作には「ジョン・ウィック」シリーズのプロデューサーほかバトラー自身も参加。監督はバトラーと3度目のタッグとなるリック・ローマン・ウォーが務める。元アメリカ国防情報局の職員としてアフガニスタンに赴任していたミッチェル・ラフォーチュンの実体験をベースにした本作は、現在進行形の複雑な中東情勢を踏まえたリアリティと、手に汗握るスリルとアクションを兼ね備えたエンタテインメント作品として完成した。

アフガニスタン⼈通訳モー(ナヴィド・ネガーバン)とともに息を潜めるトム
アフガニスタン⼈通訳モー(ナヴィド・ネガーバン)とともに息を潜めるトム[c]COPYRIGHT 2022 COLLEAH PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

完全なる報復』(09)では家族を失った悲しみと怒りを背負い、司法全体を標的にする執念の男役を、『バウンティー・ハンター』(10)では意地悪ながらも腕利きの賞⾦稼ぎをコミカルに演じたバトラー。次に演じるのは、敵地のド真ん中に取り残されたCIA⼯作員のトムだ。今回解禁された場⾯写真は、トムがスパイとして潜⼊するイランで⾝を隠す姿や、頭部から⾎を流し、トムに帯同するアフガニスタン⼈通訳モー(ナヴィド・ネガーバン)と息を潜める場⾯など、常に命の危機にさらされているトムの緊迫感あふれる様⼦が確認できる。

脚本を⼿がけたラフォーチュンが「ジェラルドとは、撮影に⼊る前からトムについて何度も話し合いました。ジェラルドは、静かなる情熱を秘めています。それが役にピッタリでした。トムは多くを語らない役だけど、ジェラルドは⽬で雄弁に語ることができます」と語るとおり、どの写真でもバトラーの⽬が⼒強く語りかけてくる。


『カンダハル 突破せよ』は10月20日(金)より公開
『カンダハル 突破せよ』は10月20日(金)より公開[c]COPYRIGHT 2022 COLLEAH PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

ラフォーチュンはトムについて、国防情報局や軍機関で働いていたころに出会った⼈たちを一つにしたようなキャラクターであるという。プロデューサーのアラン・シーゲルは「アクション系のアドベンチャー映画というと、誰もがまずアクションを期待してしまう。もちろん、それを期待して映画館へ⾏くわけですが、ジェラルドも私も、魂が⽋けているアクション映画が多いと感じました。ミッチェルの脚本を読んだ時、登場⼈物の感情がくみ取れたんです。トム・ハリスの⼼の葛藤が分かるからこそ、彼と⼀緒に旅をしたいと思えます。すなわち銃やカーチェイスだけではなく、⼈間模様も描かれていますが、ここまで登場⼈物が深く描かれたアクション映画は珍しいです」と、ラフォーチュンのリアルな経験がもたらす脚本とバトラーの演技によって、深みのある作品に仕上がった理由を語っている。

現在進⾏形の複雑な中東情勢を踏まえたリアリティと、個性豊かな⼈間味をあわせ持つキャラクター描写が一般的なアクション映画とは⼀線を画す『カンダハル 突破せよ』に乞うご期待。

文/山崎伸子

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