村上春樹作品が初のアニメーション映画化!『めくらやなぎと眠る女』日本公開が決定
村上春樹の手掛けた6つの短編作品を、音楽家でアニメーション作家のピエール・フォルデス監督が翻案した長編アニメーション映画『めくらやなぎと眠る女』が2024年初夏に劇場公開されることが決定。このたび本作の場面写真が解禁された。
「かえるくん、東京を救う」と「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」の6編を、フォルデス監督自ら“ライブ・アニメーション”と名付ける実写撮影をベースにしたアニメーション技法で描きだした本作。『バーニング 劇場版』(19)や『ドライブ・マイ・カー』(21)など、これまで世界各国で映画化されてきた村上春樹作品がアニメーション映画化されるのは今回が初めてとなる。
2011年の東京。東日本大震災から5日後、刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙を残して小村のもとから姿を消す。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を女性に届けるために北海道へと向かうことになる。同じ頃、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2メートルもの巨大な“かえるくん”が待ち受けていた。かえるくんは迫り来る次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めることに。
2022年6月に行われたアヌシー国際アニメーション映画祭でプレミア上映され審査員特別賞を受賞。さらに今年3月にスタートした新潟国際アニメーション映画祭では記念すべき第1回のグランプリに輝くなど、世界各国から高い評価を得ている本作。国境を超え、アニメーションとなって日本に凱旋する村上春樹文学の世界を、劇場のスクリーンで存分に味わおう!
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