村上春樹作品が初のアニメーション映画化!『めくらやなぎと眠る女』日本公開が決定
<メッセージ>
●ピエール・フォルデス(監督)
「『めくらやなぎと眠る女』が日本で公開されると聞いて、とても幸せな気分です。この映画は、純粋なひらめきと野心の両方から生まれました。史上最も偉大で最もインスピレーションにあふれた作家の作品から得たひらめきと、アニメーションにおいてテクニックだけではなく語り方をも一新しようとした野心の産物なのです。様々な物語とキャラクターを絡み合わせつつ、この映画は、様々な物語とキャラクターを絡み合わせつつ、2011年の地震と津波という大きな出来事が、登場人物たちをいかに目覚めさせ、自分の人生を生きようと試みさせるのかを探っていきます。
私が村上春樹の小説を読んでいるときに感じたような、そしてこの映画を作っているときに感じたような大きな刺激を、観客に感じてほしいと思っています。私にとってこの映画は、控えめに言っても近年作られた最も革新的な長編アニメーションなのです。この映画が、優れたアニメーションを生みだすことで知られた国で公開されることに興奮しています。私はこの映画の脚本を、新幹線のなかでお弁当を食べながら書き終えたのですから、なおさらです!」
文/久保田 和馬
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