“鬼才”ギャスパー・ノエの来日決定!ダリオ・アルジェント初主演『VORTEX ヴォルテックス』場面写真公開
『アレックス』(02)や『CLIMAX クライマックス』(19)など、新作を発表するたびに世界中で賛否の渦を巻き起こしてきた鬼才ギャスパー・ノエ監督。その最新作となる『VORTEX ヴォルテックス』(12月8日公開)から、このたび場面写真と30秒予告映像が一挙に解禁された。
認知症を患う妻と、心臓に持病を抱える夫。人生の最期の時を迎えようとしている老夫婦の日常を“スプリットスクリーン”を駆使して2つの視点から同時進行で映しだしていく本作。『サスペリア』(77)などで一世を風靡したホラー映画界の帝王ダリオ・アルジェントが80歳にして映画初主演を務め、ジャン・ユスターシュ監督の名作『ママと娼婦』(73)で映画デビューを飾った伝説の女優フランソワーズ・ルブランが共演。2人の奇跡の名演に世界中の批評家から大絶賛を集めている。
このたび解禁された場面写真は全部で11枚。バルコニーで乾杯をしたり抱き合ったりと、在りし日の仲睦まじい老夫婦の姿から、妻の認知症が進行していくなかで徐々に意思疎通が難しくなっていくことを暗示する“心の隔たり”を表した場面まで、不穏なシチュエーションの数々が切り取られている。またあわせて解禁された30秒予告映像では、ずしんと響く物々しい音楽によって、2人に徐々に“死”という恐怖が迫り来ることを予感させる仕上がりに。
そしてこのたび、ノエ監督が4年ぶりに来日をはたすことも決定。11月14日(火)にはヒューマントラストシネマ渋谷にて先行プレミア上映が行われ、ノエ監督が舞台挨拶に登壇予定。詳しい上映日時やチケットの販売情報など、続報に乞うご期待!
文/久保田 和馬
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