人気双子YouTuberが放つ憑依体験ホラー『TALK TO ME／トーク・トゥ・ミー』日本版予告解禁

SNSで流行する「＃90秒憑依チャレンジ」が招く恐怖を描くA24配給のホラー映画『TALK TO ME／トーク・トゥ・ミー』が12月22日(金)より公開される。10月23日、「10トーク・2トゥ・3ミーの日」である本日、本作の日本版予告編が解禁となった。

2023年のサンダンス映画祭で注目を集め、全米でA24ホラー史上最高興収となる大ヒットを記録した本作。アリ・アスター、ジョーダン・ピール、サム・ライミ、スティーブン・スピルバーグ、スティーブン・キングら名だたる面々が絶賛したことでも話題となった。メガホンをとったのは本作で衝撃的な長編映画監督デビューをはたしたダニー＆マイケル・フィリッポウ兄弟。人気YouTuberとしても活動しており、2人のチャンネル「RackaRacka(ラッカラッカ)」はブラックで尖ったコメディや、日本アニメの自家製実写版など、個性的な動画で評判を得ている。また、2人はすでに「ストリートファイター」の実写映画化を手がけることも決定しており、注目必須のクリエイターだ。

今回解禁となった日本版予告編には、2年前に母親を亡くし、その死と向き合えないでいる主人公の高校生、ミア(ソフィー・ワイルド)の姿が映しだされている。映像内では、ミアが虜になっていく「＃90秒憑依チャレンジ」のルールが一つずつ説明される。ルールは、「呪物の“手”を握る」、「トーク・トゥ・ミー(話したまえ)と唱える」、すると霊が憑依するが、「霊を憑依させる時間は90秒を超えてはいけない」という3つ。スリルと強烈な快感に虜になり、一度憑依させると誰もがハマってしまうゲームだが、ミアの友人に憑依したのは亡くなった母親の霊だった。SNSで流行りのゲームに参加しただけのはずが、彼女たちに思いがけない恐怖が降りかかっていく。

あわせて、新場面写真も解禁。ミアをはじめ、チャレンジにハマるティーンたちや、息を呑みながらスマホで撮影する仲間たちの姿が捉えられている。また、彼女が亡くなったはずの母と手を握り合う様子、彼女と元カレが至近距離で見つめ合う姿なども。「＃90秒憑依チャレンジ」を行う時に使う不気味な呪物の「手」について、脚本も担当したダニー・フィリッポウは「脚本の初稿では、霊を呼ぶためのアイテムがなんなのかはハッキリしていませんでした。でも、書き終えたものを読んでみたら、“手”とか“触る”とかコネクションについての描写がたくさん出てきて、このホラーのシンボルになるものが “手”だとたどり着いたんです」と語っている。

不気味だけどハマってしまう「#90秒憑依チャレンジ」はどのような恐怖をもたらすのだろうか？衝撃の全貌に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ