原作を忠実に再現!馬場ふみかの姿を映した『コーポ・ア・コーポ』本編冒頭映像
コミックサイト「COMIC MeDu(こみっくめづ)」に連載され、独特の世界観でコアなファンを量産し続ける作品を実写映画化する『コーポ・ア・コーポ』(11月17日公開)。このたび、本作の本編冒頭映像が解禁となった。
昭和レトロな雰囲気を醸しだす大阪の安アパート「コーポ」で暮らす、年齢も性別も職業もバラバラな訳あり住人たちの日々を描く本作。主人公は、家族のしがらみから逃げてきた25歳のフリーター、辰巳ユリ(馬場ふみか)。そんな彼女は、大阪の下町にある安アパート「コーポ」で、女性に貢がせて生計を立てる中条紘(東出昌大)、日雇の肉体労働で日々を過ごす石田鉄平(倉悠貴)、「コーポ」の一角の部屋で怪しげな商売を営む初老の宮地友三(笹野高史)らとともに日々を送ることに。しかしある日、コーポで暮らす同じ住人の山口が首を吊って死んでいるのを宮地が見つけ、ユリたちはそれぞれの人生を思い返していく。
今回解禁となった冒頭映像には、漫画から飛びだしてきたかのような金髪にスカジャン、緩めのジーンズ姿のユリが、自転車で「コーポ」に到着する様子からスタートする。到着するや否やユリは、宮地から家賃の取り立てが来ることを教えられる。さらに宮地は中条や石田らコーポの住人たちにも取り立ての訪れを知らせていく。毎月の恒例行事と言えそうな、家賃の取り立てから逃げる住人たちの姿を捉えた、昭和風情の安アパートの光景が繰り広げられる。訳あり住人たちが、ゆるく連帯しながら暮らす姿に、濃い物語の始まりが予感される映像だ。
また、メイキングを交えた動画は公式TikTokでも随時更新されており、ユリのほか、まるで漫画のコマから抜けでてきたようなキャラクターたちが、お金がなくても事情があっても飄々と生きる姿が切り取られている。
それぞれに事情を抱えながら暮らすユリたちにはどのような物語が待ち受けているのだろうか?本作の公開に期待が高まる。
文/鈴木レイヤ