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ホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督の映画『ナポレオン』のワールドプレミアが開催

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ホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督の映画『ナポレオン』のワールドプレミアが開催

ホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督による映画『ナポレオン』(12月1日公開) のワールドプレミアがが、現地時間11月14日(日本時間:11月15日)にフランス、パリ8区のサル・プレイエルにて開催。ナポレオン役を演じたホアキン・フェニックス、妻のジョゼフィーヌ役を演じたヴァネッサ・カービー、リドリー・スコット監督らがレッドカーペットに登壇した。

主人公ナポレオン役のホアキン・フェニックス
主人公ナポレオン役のホアキン・フェニックス

サル・プレイエルは、ナポレオンが率いたアウステルリッツの戦いでの大勝を記念し建てられた凱旋門にも程近い巨大コンサートホールだ。敷き詰められたレッドカーペットには、世界各国の取材陣が押し寄せた。熱気に包まれるなか、フェニックスたちが登場。ゲストとしてフェニックスの妻で女優のルーニー・マーラや、ヴァンサン・ペレーズらもこのプレミアに参加し、公開を前に歓喜の“凱旋”となった。

【写真を見る】ヴァネッサ・カービーの全身ショット
【写真を見る】ヴァネッサ・カービーの全身ショット

全米映画俳優組合のストライキによりキャスト陣の参加は危ぶまれていたが、ストライキが11月10日に決着したため急遽参加が決定。映画の舞台でもあるパリでの開催とあって感慨もひとしおといった様子だ。

左から・ホアキン・フェニックス、リドリー・スコット監督、ヴァネッサ・カービー
左から・ホアキン・フェニックス、リドリー・スコット監督、ヴァネッサ・カービー

レッドカーペットに“ナポレオン”ホアキン・フェニックスが登場すると、待ち構えていた報道陣が一斉にカメラを向けた。フェニックスは、ステラ・マッカートニーのスーツに身を包み、笑顔で共演者やスタッフと久々の再会を楽しんだ。

カービーは自身が演じたジョゼフィーヌについて「共感することが多かったです。離婚を公にされても、大きなプレッシャーのなか、帝国の後継者を産むことができなかったことでさえも、ジョセフィーヌは最後まで威厳を保ち、すばらしい存在であり続けたと思います」とコメント。

ナポレオンの盟友ポール・バラス役のタハール・ラヒム
ナポレオンの盟友ポール・バラス役のタハール・ラヒム

ナポレオンの盟友、ポール・バラスを演じたタハール・ラヒムは「多くの経験を積むことができました。演出だけでなく、編集においても自分がなにを望んでいるのかを熟知している監督を目の当たりにしているのですから。非常に感銘を受けました」と感謝を述べた。

リドリー・スコット監督
リドリー・スコット監督

上映会場では軍楽隊のパフォーマンスも行われ、客席の期待は最高潮。満席の客席をリドリー・スコット監督が登場すると大きな拍手が送られた。


スコット監督は「この映画を皆さんは魅力的に思ってくださることでしょう。私はイギリス人ですが、最も有名なフランスの歴史をこの映画に収めています。正しく描けていることを願っています。ナポレオンの伝説は、彼の生前と同様に今日でも注目されています。ナポレオンが1821年に亡くなってから、毎週1冊のペースで本が書かれ、それは10,400冊にものぼります。私はジョセフ・コンラッドのナポレオンをテーマにした小説をもとに、何年も前に構想を練り始めました。私のフランス文化への情熱が合わさり、ナポレオンへの熱は決して冷めることはありませんでした。幸運にもホアキン・フェニックスをナポレオン役に、ヴァネッサ・カービーをジョセフィーヌ役として起用することができました。もちろん、ほかのすばらしいキャストやスタッフたちにも恵まれました」と締めくくり、その後は会場内でスタッフ、キャストらと上映を見守った。

なお、現地時間15日にはスペインプレミア、そして16日にはかつてナポレオンと世界の覇権を争ったイギリスでのプレミアが開催。アメリカでの公開は11月22日(水)、そして待望の日本公開は12月1日(金)となる。

文/山崎伸子

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