映画ニュース 2023/11/17 5:00

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』ティモシー・シャラメが初めて“ウォンカ”について語る

12月8日(金)に公開されるティモシー・シャラメ主演の映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』から、製作の舞台裏に迫った特別映像が解禁された。

【写真を見る】ティモシー・シャラメが初めて“ウォンカ”について語る特別映像が到着[c]2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

本作は『チャーリーとチョコレート工場』(05)に登場した工場長ウィリー・ウォンカの“夢のはじまり”を描くファンタジー超大作。監督、脚本を「パディントン」シリーズのポール・キングが担当し、「ハリー・ポッター」シリーズを手がけたデイビッド・ヘイマンがプロデュースを務める。

幼い頃から、いつか母と一緒に美味しいチョコレートの店をつくろうと夢見ていたウォンカ(シャラメ)は、夢を叶えるため、一流のチョコレート職人が集まるチョコレートの町へと向かう。世界一おいしくて、一口食べると幸せな気分になり、空だって飛べる、誰も味わったこともないウォンカの“魔法のチョコレート”はまたたく間にみんなを虜にし、ウォンカは一躍人気者となるが、彼の才能を妬んだ“チョコレート組合3人組”に目をつけられてしまう。さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパ(ヒュー・グラント)というオレンジ色の小さな紳士も登場する。夢を追うウォンカのもとに集まった、少女ヌードル(ケイラ・レーン)をはじめ彼を応援する個性豊かな仲間たち。その一方で夢を邪魔しようと立ちはだかるチョコレート組合たちに翻弄されながらも、ウォンカは”チョコレートの魔法“で人々を魅了していく。

このたび解禁されたのは主演のシャラメが主人公ウィリー・ウォンカになるまでの舞台裏に迫った特別映像。「こんにちは！ウィリー・ウォンカです」の挨拶でカチンコが鳴り響くと、そこはウォンカのチョコレート店。桜の木やピンク色が幻想的な雰囲気のなか、ウォンカが綿あめの雲にふんわり乗る様子が映しだされると、一気に甘い香りの世界観に引き込まれていく。そんな作品にウォンカ役で参加できたことについて「ウィリー・ウォンカは誰もが知っている物語の登場人物。最初から夢みたいなプロジェクトでした」と喜びを明かすシャラメ。「パディントン」シリーズなど温かい作品で高評価を得ているキング監督も「ティモシーは素晴らしい役者です。まだ若く、純粋で希望に満ち溢れているウォンカを魅力的に表現している」と彼の演技を絶賛しつつ「この映画を作るうえで本当のパートナーのようでした。撮影したものを一緒に見て、どうやったら上手くいくか会話を重ねた。ティモシーは、どんな要望にも細かく応えてくれました」とシャラメへの感謝の言葉を口にしている。

また映像にはチョコレートの木を登っていくウォンカや、風船で舞い上がっていくウォンカも収められており、どんな時でも上を目指し、亡き母との約束の夢をあきらめない、優しくも強い心を持つ主人公の印象的な姿を見ることができる。ウォンカという魅力あふれる役柄についてもシャラメは「ウォンカを演じることができて、この物語の一部になれて、本当に光栄です」とコメント。「この映画は本当に喜びが溢れている。世の中に光を照らしてくれるような作品なんです。夢見ることを応援してくれるし、僕にとってはそれが力をくれる」とも語っている。

まもなく待望の初来日が実現するシャラメ。彼がウォンカ役で見せる様々な表情を、ぜひ劇場の大スクリーンで堪能したい！

文/スズキヒロシ