来日したシャラメ&ヒューの“神ファンサ”に1200人が熱狂!『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』チョコレート・カーペット・イベント開催
11月20日、『チャーリーとチョコレート工場』(05)に登場した工場長ウィリー・ウォンカの若き日々を描く『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(12月8日公開)のチョコレート・カーペット・イベント「マジカル・チョコレート・ナイト」が、六本木ヒルズアリーナにて行われ、公開に先立ち念願の初来日を果たした、本作の主人公・ウォンカを演じるティモシー・シャラメと、約6年ぶり、8度目の来日となるヒュー・グラント、ポール・キング監督らが登場。作品にちなみ、チョコレートの香りが漂うレッドカーペットを歩きながら、会場に集まったおよそ1200人のファンと交流。一緒にセルフィーを撮ったり、笑顔でサインに応じたりするなどの「神ファンサ」を行い、悲鳴に近い黄色い歓声を浴びていた。
大歓声のなか、劇中に登場するウォンカのチョコレート店を象徴するサクラが咲き誇るステージに登場したシャラメは、「皆さん、今日はお越しいただいてありがとう。後ろの方もありがとう! 東京に来られてとてもうれしいです」と満面の笑みであいさつ。続いてグラントが「日本の皆さん、いつも僕が出演する作品をあたたかく受け入れてくれてありがとう。ティモシーのお芝居が素晴らしいので、気に入ってくださったらうれしいです」とあいさつ。すると、すかさずシャラメが「ヒューも素晴らしいです」とグラントの肩を抱き寄せ、2人で「ウンパ・ルンパ♪」と劇中歌を口ずさみ、息ピッタリの様子を見せた。
初来日の感想を尋ねられたシャラメは「アメイジング!日本大好きです。映画の宣伝ではなく、ぜひプライベートで訪れたい」と興奮気味に話し、会場ファンをますます熱くさせていた。『パディントン2』の2018年以来の来日となったグラントは、「日本に来ると、いつも楽しすぎて少し羽目を外してしまうんです。その結果、体調を崩してしまって、時にはインタビューでジャーナリストをがっかりさせてしまうこともあったりするんですけど、今回は妻も一緒なんです。彼女はザルのようにお酒を飲むんです」と明かし、会場を笑わせた。
また、ウンパルンパ役を演じる上で意識したことについてグラントは、「実は、今でもどうやって自分がウンパルンパを演じたのか、よく分かってないんですよね」「一番覚えているのは、たくさんカメラがついているヘルメットをかぶりながら撮影したことなんです」と神妙な顔でうそぶき、横で聞いていたシャラメが思わず笑ってしまう一幕も。
一方、「夢を見ることからすべてが始まる」という本作のテーマにちなみ、シャラメは、「ジョニー・デップ版を観て感動していた10歳か11歳の頃の自分が、もし『ウィリー・ウォンカを演じて、東京に来る』って言われたら、『絶対嘘だ!』って言ったと思います」と、会場を埋め尽くすファンを前に目を輝かせ、感慨深げに語った。
イベントの後半では、来日ゲストを歓迎する花束プレゼンターとして、本作の日本語吹替版の声優を務めた花村想太(Da-iCE)と、セントチヒロ・チッチも登壇し、チョコレートの香りがするという「チョコレートコスモス」の花束を贈呈。匂いを嗅ごうと花束に顔を埋めるシャラメとグラントのユーモラスな仕草に、会場のファンからまたもや悲鳴が上がった。
花村は「舞台裏でご挨拶した際、(シャラメの)オーラがすごすぎて、固まってしまいました」と打ち明け、チッチも「皆さんにお会いできると思っていなかったので、ドキドキしています。花村さんと一緒に固まっていた私たちににこやかに話しかけてくださって、感動しました。大きな心をプレゼントとしてもらったようでうれしいです」とコメント。それを聞いたシャラメは「素晴らしい仕事をしてくれてありがとう!」と2人のもとへと近寄りハグし、感謝の念を伝えていた。
イベントにはシャラメ、グラント、キング監督のほかに、プロデューサーのデイビッド・ヘイマン、アレクサンドラ・ダービーシャーもそろって登壇。「本作は、喜び、温かさ、ユーモア、チョコレート、歌、ダンスといったものに満ち溢れている作品。泣いて笑える1本になっています。ぜひ映画館で、周りの人たちとこの映画を分かち合ってもらえたら」と口をそろえてアピールしていた。
取材・文/渡邊玲子