ウディ・アレン最新作の邦題が『サン・セバスチャンへ、ようこそ』に決定!華やかな場面写真が公開
まもなく88歳の誕生日を迎えるウディ・アレン監督が、『それでも恋するバルセロナ』(08)以来10年以上ぶりにスペインを舞台に選んだ『Rifkin's Festival』の邦題が『サン・セバスチャンへ、ようこそ』(2024年1月19日公開)に決定。あわせて場面写真が解禁された。
かつて大学で映画を教え、いまは人生初の小説の執筆に取り組んでいる熟年ニューヨーカーのモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)。彼が映画業界のプレス・エージェントである妻スー(ジーナ・ガーション)に同行して、スペイン北部バスク地方の街サン・セバスチャンの映画祭に参加するところから物語が始まる。スーがフランス人著名監督のフィリップ(ルイ・ガレル)と浮気しているのではと疑うモートは、ストレスに苛まれ現地の診療所に赴く羽目に。しかしそこで人柄も容姿も魅力的な医師ジョー(エレナ・アナヤ)と巡り合い…。
このたび解禁された場面写真には、映画と美食の街として名高い世界的観光地であり、“ビスケー湾の真珠”とも称されるサン・セバスチャンの風光明媚な景色や、そこで行われる華やかな映画祭の様子が切り取られている。実際にサン・セバスチャン映画祭で会場として使用される劇場や公会堂、さらにはラ・コンチャビーチやホテル マリア クリスティーナなどの観光スポットでも撮影を敢行するなど、サン・セバスチャンの魅力がたっぷり詰まった作品に仕上がっていることを予感させる。
アレン監督自身がこよなく愛するヨーロッパの古典映画などへのオマージュを織り交ぜ、まさしく“映画のように”儚くも美しい人生模様を紡ぎ上げた新たなロマンティック・コメディ『サン・セバスチャンへ、ようこそ』は、2024年1月19日(金)より公開。さらなる続報を楽しみに待とう。
文/久保田 和馬