“怪物の木こり”にインタビュー!亀梨和也演じるサイコパスは「私よりもヤバいやつ。負けてられない」と証言
2019年の第17回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作を三池崇史監督が映画化した『怪物の木こり』が公開中だ。亀梨和也演じる狂気のサイコパスと、怪物の仮面を被ったシリアルキラー、その名も“怪物の木こり”との壮絶なバトルを描く本作。狂気のサイコパスに扮した亀梨の演技と共に、“怪物の木こり”のインパクトあふれるビジュアル、斧を振り上げて人を襲うバイオレンスアクションにも注目が集まっている。
劇中での恐ろしい姿からは一転、映画のプロモーション期間には、亀梨と餅つきをしたり、斧投げバーでファンと触れ合ったりと、お茶目な一面を見せて周囲を盛り上げていた“怪物の木こり”。そこで、その素顔に迫るべくインタビューを敢行。会場に現れるや「今日はありがとうございます」と深々とお辞儀をした“怪物の木こり”は、こちらの質問に応じてブンブンと斧を振り回したり、「ハアハア…」とマスクの下から息切れが聞こえてくるほど全力で腹筋や腕立て伏せを披露するなど、たっぷりとサービス精神&ギャップ力を発揮!終始真摯な対応で、役作りやベールに包まれた私生活も語ってくれた。
怪物の仮面を被り、人間の脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生。次のターゲットとして狙われた弁護士の二宮彰(亀梨)が、シリアルキラーである怪物との対決に挑みながら驚愕の真相にたどり着く様を描く。
――映画のなかでの“怪物の木こり”さんはその禍々しい造形も相まってとても恐ろしく感じました。出演するうえで、気をつけたことはなんですか?
「目線ですね。角度などにもこだわりました」
――二宮を襲っているシーンでは力強いアクションも披露していましたが、なにかトレーニングはしているのでしょうか?
「毎日腕立て、腹筋、スクワット、斧の素振りは100回やっています」
――“怪物の木こり”の姿について、こだわりのポイントなどはありますか?
「レザーにこだわっています。絵本を再現するのは大変でした」
――木こりのビジュアルが怖いと感じている人たちにひと言お願いします。
「印象変わると思うので、ワーナーのTikTok見てみてください」
――本作は登場人物が全員サイコパスです。“怪物の木こり”さんがみて一番ヤバイと思うサイコパスは誰ですか?理由もあわせて教えてください。
「二宮ですね。彼は私よりもヤバいやつでした。負けてられないですね!」
――憧れのシリアルキラーやヴィランはいますか?
「ジョーカーはいいですよね。階段の降り方はよく真似していますよ。前が見づらくてたまに踏み外しますが…」
――映画のプロモーションにも積極的に参加されていましたが、一番の思い出はなんですか?
「自撮り棒を持って東京国際映画祭のレッドカーペットを歩いたことと、赤城神社でキャストの方が餅つきをするサポートをしたことですかね。今後一生こんな機会はない気がしています。皆さん優しかったです。楽しかったな~」
――“怪物の木こり”的、本作の見どころは?
「様々な形で、主に後ろから、二宮を襲いますので、楽しみにしていてください」
――Xでのこれまでの動画などを見て、公開を楽しみにしている皆さんが「かわいい」「愛らしい」と言っています。それについてはいかがですか?恐ろしさを与えるために、心掛けていることなどはあるのでしょうか?
「普段の私は意外とあんな感じですが、やる時はやります。ギャップを大切にしています」
――公開直前イベントでは、監督に「少しパサパサしてきた気がする」と言われていました。その後オイルは塗りましたか?
「実はまだでして…亀梨さんがおすすめしてくれた野球のグローブ用オイルをこのあと買いに行きます」
――木こりさん的「マイルーティン」があれば教えてください。
「毎朝起きたらまずは斧の素振りでフォームチェックはかかせません。一発で仕留めないといけないのでね」
――いま狙っているターゲットはいますか?
「なまはげさんとの決着がまだついていないので、いつかまた…」
――今年のクリスマスのご予定は?
「クリスマスケーキを斧でカットして食べたいと思います。なまはげさん来てくれるかな…」
――最近で一番刺激的だった出来事はなんですか?
「浅草の斧投げバーでたくさんの人と斧投げ対決したことですね」
――お気に入りの隠れ場所はどこですか?
「ソファの下だったり、人の死角になるところは全部ですね。服がかさばるのでいつも大変です」
――脳を奪う時はどんな気持ちですか?人間の脳は重いんでしょうか?
「無心です。いつも専用のエコバッグに入れてますが。筋トレしているおかげでか軽いです。今度持ってみます?」
――絵本の中にも登場する木こりさんですが、今後は単独映画や舞台などのメディアミックス展開も視野にいれておられますか?
「はい、皆さんに求められればぜひ応えていきたいと思いますので、オファー待ってます」
文/成田おり枝