「イケメンすぎる」と反響！全米でメガヒット中の『ハンガー・ゲーム0』で主演に大抜擢されたトム・ブライスとは？

全世界を熱狂させたメガヒットシリーズ「ハンガー・ゲーム」最新作にして、前日譚にあたる『ハンガー・ゲーム0』が12月22日(金)より公開となる。主人公コリオレーナス・スノー役に大抜擢されたのは、『ロビン・フッド』(10)で映画デビューし、テレビドラマなどでも活躍するトム・ブライス。イギリス出身で期待のルーキーとして、世界中から注目を浴びたイケメン俳優、ブライスのインタビュー映像や大量のスチール写真を大放出しつつ、彼のこれまでの経歴をご紹介する。

国家パネムの首都キャピトルに反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行なう恐怖の催し“ハンガー・ゲーム”。全世界1億部を突破した同名ベストセラー小説を映画化し、全世界4,400億円を記録した世界的メガヒットシリーズの最新作は、『ハンガー・ゲーム』(12)でジェニファー・ローレンスが演じたカットニス・エバディーンが第12地区のプレイヤーとして志願する64年前にして、ドナルド・サザーランドが演じたコリオレーナス・スノーがパネムの独裁者として君臨する数十年前にあたる前日譚だ。ブライスは若き時代のスノー役を演じ、ヒロインのルーシー・グレイ・ベアード役を『ウエスト・サイド・ストーリー』(20)で映画デビューし、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したレイチェル・ゼグラーが演じる。原作は「ハンガー・ゲーム」シリーズのスーザン・コリンズが書き下ろし、監督は「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンスが務めた。

すでに公開を迎えた北米では2週連続で1位を獲得し、好成績をキープしている本作。主に10～20代の女性からの支持が厚く、前シリーズが終結した8年前の熱狂が世界中に再来している。スリル満点のアクションや予測不能な展開が待ち受けるストーリーが熱い支持を集めているのはもちろん、魅力的なキャストも人気の1つ。実力派キャストが勢揃いするなかで、いま一番熱い視線を注がれているのが、本作の主人公、スノーを演じたブライスだ。

ブライスはイギリス生まれの28歳。ゴール博士役のヴィオラ・デイヴィスの母校でもあるジュリアード音楽院で演技を学び、近年ではアメリカ西部開拓時代の伝説のガンマン“ビリー・ザ・キッド”を描いたテレビシリーズ「BillyTheKid(原題)」で主人公のビリー役を演じ、広く知られるようになった。本作のオーディションでスノー役に抜擢され、映画初主演を果たすことに。スノー役を演じるにあたりブルネットの髪をブロンドに染め、さらに若かりし日は貧しい生活をしていたスノーになり切るべくダイエットも実行し、過酷な役作りに励んだという。

本作で初登場の青年スノーの姿に観客は「『ハンガー・ゲーム0』で初めて知ったトム・ブライスがイケメンすぎる！」「あのスノーが昔はこんなホットな男だったって聞いてない！」「映画後半の坊主頭のスノーがやばすぎる」とその端正なルックスに夢中になってしまう人が続出。あまりの好青年ぶりに「彼がスノー大統領になるはずがない…」「お願いだから悪の道に染まらないで」とすでに映画で描かれている事実を否定しようとする声もあがるほどだ。

そして、まさにいまをときめく旬の俳優であるブライスのインタビュー映像も到着。映画の魅力や共演者とのエピソードを明かしている。ブライスをオーディションで見出したローレンス監督は、「トムはどこからともなくやってきました。数人の候補がしぼれたオーディション終盤に彼がやってきて、その場にいた全員が『彼がコリオレーナス・スノーだ』と感じたんです。稀代の悪役であるスノーを演じるには相当な演技力が必要とされます。はっきりと闇の能力を持った人物でなければならない一方で、それでも観客は彼が善良になり得ると信じたい。トムの演技は十分な信憑性と具体性をもたらし、実際にもう一方の道を歩むこともできると感じさせてくれる俳優でした」と語っている。

共演のレイチェル・ゼグラーも「トムとの共演は本当に楽しかったです！彼はふざけることが好きで、私ともすごく相性が良かったです。精神的に追い詰められるシーンが多かったけれど、撮影が終わると彼が和ませてくれてとても救われました。彼が相手役で本当によかったと思っています」とトムへの熱い信頼感を明かしている。

麗しいルックスと確かな演技力を兼ね備えたブライス。映画が公開されたら、日本でもホットな俳優としてブレイクしそうなので、早めに映画館でその勇姿をご覧いただきたい。

文/山崎伸子