森崎ウィンが語る「ガンダム」の本質「戦争や差別が描かれ続けているのは、人類が成長していない証」
「監督を信じてありのままでアフレコに臨みました」
役者として多くのドラマ、映画、ミュージカルや舞台に出演するほか、アーティストとして楽曲リリースするなどマルチに活動する森崎だが、アニメ作品のアフレコは『海獣の子供』(19)のアングラード役以来だったとのこと。約5年ぶりのアフレコ収録の前には、「SPY×FAMILY」のロイド・フォージャー役でお馴染みの声優、江口拓也と話す機会があり、貴重なアドバイスをもらうことができたと話す。
「僕がミュージカル版『SPY×FAMILY』でロイド・フォージャー役を演じたご縁で、江口さんとお話をさせていただく機会があり、『ガンダムSEEDシリーズで声優をやることになりました』とお話をしたら、『え!マジで!?』ってあの低音ボイスで驚かれました(笑)。さらに『ガンダムシリーズは、声優なら誰もが1度は出たいと思っている作品だよ』と聞いて、これは本当にすごいことなのだと改めて身が引き締まりました。江口さんからは『奇をてらったことや、変なことをしないほうがいいよ』と、貴重なアドバイスをいただきました。『素直に監督の指示に従ったほうがいい』と。確かにどの現場でも、俳優に見えていないことが見えているのが監督ですから、監督を信じてありのままでアフレコに臨みました。現場に入った時は、映画がクランクインしてファーストカットを撮る時のような緊張感がありましたね」。
後日掲載のインタビュー後編では、アフレコでのエピソードや印象的な演出方法だったと語るモビルスーツ戦、シナリオを読んで感銘を受けたセリフなどをお届けする。本作ではグリフィンはどのような活躍をするのか?キラたちの辿る運命は一体?ぜひ劇場で待望の“完全新作"を堪能してほしい。
取材・文/榑林史章
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