横澤夏子やボイトレYoutuberおしらが『ウィッシュ』プレミアム応援上映を楽しむコツを伝授

ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念作『ウィッシュ』が、1月26日(金)より手拍子＆発声OKのプレミアム応援上映を順次スタートさせる。それに先駆け、1月23日に映画『ウィッシュ』応援上映記念イベントが開催され、ディズニーの大ファンである横澤夏子と、“しらスタ”の愛称で知られる人気ボイトレYoutuber、おしらが登壇。会場に集まったファンたちに、応援上映をめいっぱい楽しむためのコツを伝授した。

昨年12月15日に公開を迎えた本作は興行収入31億円、動員数235万人を突破する特大ヒットとなった(1月23日時点)。なかでも高い評価を得ているのが、創立100周年のディズニーが贈る珠玉のミュージカルナンバーで、SNS上には、「歌いたくなる」「みんなで歌いたい」「応援上映してほしい」など多くの声が寄せられていた。そんななか、プレミアム応援上映実施が決定したことで、早くも「全曲歌いたい」「観客全員で合唱したら感動倍増では？(やりたい)」「歌が終わるたびに拍手したい」と期待の声が相次いでいる。

映画『ウィッシュ』は、これまでディズニーが描き続けてきた“願い”というテーマを真正面から描く一作。願いが叶う魔法の王国、ロサスに暮らす主人公のアーシャ(声：生田絵梨花)は、100才になる祖父の願いが叶うことを願っていたが、すべての“願い”は魔法を操るマグニフィコ王(声：福山雅治)に支配されているという衝撃の真実を知り、みんなの願いを取り戻すべく立ち上がる。

ヒロインのアーシャをイメージした華やかなラベンダーカラーのワンピースに身を包み、「横澤夏子改めアーシャです！」とハイテンションで登場した横澤。大のディズニーファンを公言し、すでに本作を鑑賞したという横澤は「3歳の長女と観に行ったのですが、本当に楽しくて！帰り道に(劇中歌を)熱唱しながら“あきらめることはない(アーシャが歌う劇中歌『ウィッシュ～この願い～』の歌詞)”と何度も言いながら帰りました！(映画のテーマである)“願い”について考えることで、願いがどんどん強くなって、それがこういうことに繋がるよねっていうメッセージも込められていたのがうれしくて。娘にも、アーシャのようにいろんな人の“願い”に耳を傾けるような思いやりのある子に育ってほしいと思いました」とその感想を熱く語った。

横澤はお気に入りのシーンについて「動物たちがおしゃべりするところが好きなのですが、とにかくオマージュが盛りだくさんなところですね！映画のなかにドレスを作りたいという女性が出てくるのですが、“そのドレスって？”と考えるのがすごく楽しい。娘もディズニーヒロインが大好きでエンドレスで作品を観ているのですが、長女もそのドレスを見たことがあると気が付いていたので、ディズニー好きの人は特に、何度も観たくなるはず。私も気づけていないオマージュもあるので、もう一度観に行きたいです」と個人的なオススメポイントを披露。

また、「(ヴィランのマグニフィコ王が歌う)『無礼者たちへ』も好きだし、『誰もがスター！』も良かったのですが、なんといっても『ウィッシュ～この願い～』が大好き」とお気に入りの楽曲について触れ「戸惑いから入りつつも、最後には強い意志を持ってしっかり歌っている。アーシャが願いを叶える瞬間が観れるんですよね。歌っていてすごくパワーをもらえる曲なので、お風呂の中でもずっと歌っている私の応援ソングです！」と、話題のミュージカルナンバーの虜になったことを明かした。

そんな魅力あふれる劇中歌をキャラクターたちと一緒に歌って盛り上がることができるのが、プレミアム応援上映だ。その楽しみ方のコツを伝授すべく、“しらスタ”こと、人気ボイトレYouTuberのおしらが登場。

現在、登録者数195万人を誇る大人気YouTubeチャンネル「しらスタ 【歌唱力向上委員会】」で様々な楽曲の歌い方動画を配信しているおしらは、本作を鑑賞し「音楽が良い」と大絶賛。「推しは(福山)雅治さん演じるマグニフィコ王。みんなすてきな歌声なのですが、本当に格好良かったです」と本作の楽曲に魅了されたと話す。

劇中歌「ウィッシュ～この願い～」については、心からの強い“願い”に導かれ行動を起こしていくアーシャになぞらえ、「どれくらい“願い”を叶えたいか、叶えたい気持ちが強ければ強いほど、上手く歌えます。映画で気持ちを高めて、気持ちで歌ってもらえたら！」と、ポイントさえつかめればより上手に歌えるのだとコメント。一夜限りの生レクチャーを行った。

同楽曲は、ただひとり王国の真実を知ってしまったアーシャが「みんなの願いを取り戻したい」と夜空に向かって強く星に願うシーンで歌われるエモーショナルな1曲。おしらは、ミュージカル楽曲を歌うポイントとして「距離感が重要」と説明し、「アーシャが遠くに向けて歌っているか、近くに向けて歌っているかを意識することが大切」とコメント。
「ウィッシュ～この願い～」のサビについても、アーシャの心情や状況になぞらえ、「“この願い”の部分は手前、“今日よりもっと輝く”はちょっと遠くに向かって」「“あきらめる”、“ことは”、“ない”は段階的に遠くに向けていくイメージで」と、美しいアカペラを奏でながら熱のこもった指導を行った。

横澤も「(アーシャと同じく)“この願い”のところはまだ心の中で葛藤している感じ、“諦めることはない”の“ない”は諦めたくない気持ちを振り絞るってことね！」などとリアクションし、「距離感があるっていう音のレッスンは聞いたことがなかったです！」とおしらオリジナルのレクチャー方法に感銘を受けた様子だった。

それらのポイントを踏まえ、「ウィッシュ～この願い～」を、会場全体で大合唱。横澤とおしらも初対面ながら息の合った様子で、振り付けもしながら歌唱した。会場内が一体感に包まれるなか、横澤は「気持ちいい！娘にも教えて、もう一回応援上映で観に行きたいです！」と感激の様子。おしらも、「ぜひ応援上映でも、アーシャの動きをじっくり観て、アーシャが声をどれくらい遠くに飛ばしているか意識しながら聴いてほしいですね」とコメントした。

最後に、2人はこれから応援上映を楽しむ人に向けて、おしらは「ぜひ爆音で歌ってください。アーシャになりきって、思うままに自由に歌っていただければ、楽しんでいただけると思います」と、横澤は「アーシャも、「ウィッシュ～この願い～」を歌えば歌うほど願いが叶っていく。是非皆さんも大声で一緒に歌ってください！」とメッセージを贈り、イベントは終了。キャラクターたちになりきって一緒に歌うとさらに楽しめる『ウィッシュ』プレミアム応援上映をぜひ劇場で楽しんで。

文/山崎伸子