『ゴジラ-1.0』が作品賞ほか最多12部門を受賞!「第47回日本アカデミー賞」15部門の優秀賞、新人俳優賞が決定
2023年に公開された作品を対象に、映画業界に携わる3950名の日本アカデミー賞協会会員によって選ばれる「第47回日本アカデミー賞」。その正賞15部門の優秀賞と新人俳優賞などの受賞者が発表され、山崎貴監督作『ゴジラ-1.0』が優秀作品賞をはじめ、優秀監督賞、優秀主演男優賞(神木隆之介)、優秀主演女優賞(浜辺美波)、優秀助演女優賞(安藤サクラ)など最多12部門に輝いた。
『ゴジラ-1.0』はゴジラ70周年記念作品として制作されたゴジラ作品30作目。山崎貴が監督、脚本、VFXを手掛け、連続テレビ小説「らんまん」でも共演した神木隆之介が主人公の敷島浩一役を、浜辺美波がヒロインの大石典子をそれぞれ演じた。共演陣は「東京リベンジャーズ」シリーズの山田裕貴をはじめ、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介らが脇を固めた。
なお同作は日本時間1月23日(現地時間1月23日)に発表された第96回米アカデミー賞にて、日本映画としては初となる視覚効果賞にノミネートされたことも話題に。
そのほか日本アカデミー賞優秀作品賞は、是枝裕和監督が脚本家の坂元裕二監督と初タッグを組んだ『怪物』や、山田洋次監督が吉永小百合を主演に迎えた『こんにちは、母さん』、千葉県福田村で実際に起こった虐殺事件を描いた森達也監督初の劇映画『福田村事件』、第96回米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた、役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』と合計5本が受賞した。
また、『こんにちは、母さん』は作品賞のほか吉永小百合の優秀主演女優賞、大泉洋の優秀助演男優賞など合計11部門で受賞、続いて『怪物』も作品賞のほか、主演の黒川想矢と柊木陽太が新人俳優賞に選出されるなど10部門で11の賞を受賞した。
第47回の授賞式は3月8日(金)にグランドプリンスホテル新高輪で開催され、羽鳥慎一と昨年『ケイコ 目を澄まして』(22)で最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのが司会を務める。
第43回授賞式より連続5回目の司会を務める羽鳥は「司会を務めるのも5回目となりましたが、初めの3回はコロナ禍で形式を変えての開催でした。昨年は久しぶりにお客さんを入れての開催となり、今回も同様に開催できるということなので、私としては初めて、連続での通常のアカデミー賞授賞式を迎えることとなります。日常が、やっと映画界に戻ってきました。この授賞式を見た方に、『こういう映画が去年あったんだ!』と思っていただき、今年1回でも多く映画館に行こうと思っていただけると嬉しいです。映画愛にあふれた岸井さんなので、映画ファンとしてどんな質問をされるのか 楽しみです。岸井さんが自由に楽しく司会できるようにフォローします!」とコメント。
岸井は「昨年、最優秀賞をいただいた直後に『来年の司会をお願いします』というお話をしていただき、その時から『今年はたくさん映画館に行って大きなスクリーンで見よう』と、司会をするにあたっての意識をし始めました。授賞式の日にちが近づくにつれて不安な気持ちもありますが、同じ俳優として、俳優さんへ質問できることがすごく楽しみな気持ちです。俳優さんへ聞きたいことがたくさんありすぎて、話し出すと 止まらなくなってしまいそうですが、羽鳥さんに頼りつつ、聞きたいことを聞けたら良いなと思います」とあふれる想いを口にした。
授賞式の模様は3月8日(金)21時より日本テレビ系(全国29局ネット)で放送される。