新垣結衣&早瀬憩W主演映画『違国日記』に銀粉蝶、染谷将太らが出演!主要キャラを捉えた場面写真も
「さんかく窓の外側は夜」などで知られるヤマシタトモコの人気コミックを、新垣結衣、早瀬憩のW主演で実写映画化した『違国日記』が6月に公開される。このたび第3弾キャスト情報と場面写真が解禁。銀粉蝶、染谷将太、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカの出演が発表された。
本作は累計販売数170万部を突破したヤマシタの同名コミックを、『PARKS パークス』(17)や『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)で知られる瀬田なつきによる監督、脚本で実写化したヒューマンドラマ。人見知りな30代の小説家と、その姪である人懐っこい素直な15歳の少女というまったく性格も異なる2人の交流を軸に、他人との関わり合いや、大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点であぶりだす。原作コミックは、連載開始後から「マンガ大賞2019」など多数の漫画賞を受賞。2023年6月に最終回を迎えたが、雑誌ダ・ヴィンチ読者が選ぶ「BOOK OF THE YEAR 2023」コミック部門にて第1位を記録、また宝島社「このマンガがすごい!2024」オンナ編第5位となり、連載終了後も根強い人気を誇る。
主役の高代槙生を演じるのは、昨年2023年に公開された『正欲』(23)でこれまでのイメージを軽やかに覆した新垣。新垣とW主演で田汲朝を演じるのはオーディションで選ばれた新人の早瀬。さらに槙生の友人、醍醐奈々役に夏帆、槙生の元恋人、笠町信吾役に瀬戸康史、朝の親友、楢えみり役には『少女は卒業しない』(23)の小宮山莉渚が扮する。
新たに発表されたのは、槙生と朝を取り巻く個性あふれるキャラクターを演じるキャストたち。槙生の母である高代京子役を、舞台を中心に幅広く活躍し唯一無二の存在感を放つ銀粉蝶、槙生の姉で朝の母親である高代実里役を『エゴイスト』(23)の中村、朝のクラスメイトで秀才の森本千世役を『マイ・ブロークン・マリコ』(22)の伊礼、朝と同じく軽音部に所属する三森役を『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)の滝澤、そして後見監督人として槙生と朝の生活を見守る弁護士の塔野和成役を『PARKS パークス』ほか瀬田監督作品常連の染谷が務める。それぞれがどのように槙生と朝の人生に関係してくるのか、その動向に注目してほしい。
あわせて解禁された場面写真では、実写として生まれ変わった槙生と朝以外のメインキャラクターたちの姿がお披露目。微妙な距離を保ちながらバスに揺れる槙生と朝、元恋人同士の槙生と笠町の2ショット、高校の入学式に参加する朝と親友のえみり、小説を執筆中の槙生、槙生に温かい視線をむける親友の醍醐の姿が切り取られている。朝の両親が亡くなったことをきっかけに始まる、本来交わることのなかった槙生と朝の奇妙な生活。ぎこちない2人の間を取り持つように彩りを添えていく様々な登場人物たちとの豊かな関わりに期待が高まる写真となっている。
いま世界が必要としている、優しさの形を提示するヒューマンドラマ『違国日記』。対照的な槙生と朝が織り成す物語に注目したい。
文/山崎伸子