『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』が初登場No. 1!“劇場でテレビアニメを観る”戦略の功績と課題
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は興収20億突破目前
さて、ここからはランキングに話を戻そう。前週に興収10億円を突破する爆発的なオープニングと共に首位デビューを飾った『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(公開中)は、ワンランクダウンしたものの、引き続き好調を維持。
公開2週目の週末3日間の成績は動員31万8400万人、興収5億2300万円で、累計成績では動員121万人、興収19億円を突破。2月9日(金)からは週替わりの入場者プレゼント第3弾に加えて、4DX・MX4D・ドルビーシネマ上映限定の入場者プレゼントの配布も決定。興収20億円突破はもちろんのこと、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(21)の最終興収22.3億円を超えるのも時間の問題だろう。
また公開3週目を迎えた『ゴールデンカムイ』(公開中)も、前週からワンランクダウンで3位にランクイン。週末3日間の成績は動員16万3500人、興収2億4700万円を記録。これで累計成績では動員100万人の大台を超えて111万人に到達。興収も16億円を突破している。
4位と5位には前週に引き続き『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』(公開中)と『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(公開中)がランクイン。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の方は累計成績で動員423万人、興収57億円に迫っており、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は累計動員308万人を突破。興収も39億円越えと、次なる節目となる興収40億円到達が目前まで迫ってきた。また、公開14週目を迎えた『ゴジラ-1.0』(公開中)は、前週の10位から8位に再浮上を果たした。
そして6位には、2003年に放送され「平成仮面ライダー」シリーズの人気を決定付けた傑作「仮面ライダー555」のその後の物語が描かれる『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』(公開中)が初登場。半田健人や芳賀優里亜らオリジナルキャストの再集結も話題を集めており、再び「555」人気に火が点くことだろう。
以下は、1~10位までのランキング(2月2日〜2月4日)
1位『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』
2位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
3位『ゴールデンカムイ』
4位『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』
5位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
6位『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』
7位『サイレントラブ』
8位『ゴジラ-1.0』
9位『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』
10位『ウィッシュ』
今週末は「超高速!!参勤交代」シリーズの土橋章宏の同名小説をムロツヨシ主演で映画化した『身代わり忠臣蔵』(2月9日公開)、スティーヴン・スピルバーグ監督の同名映画を原作にしたブロードウェイ・ミュージカルを映画化した『カラーパープル』(2月9日公開)、ブラムハウスプロダクションの新作ホラー『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(2月9日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬