『マイホームヒーロー』佐々木蔵之介、「原作に敬意を払って作った」と力説。“娘”齋藤飛鳥からバースデーケーキのサプライズに感激!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『マイホームヒーロー』佐々木蔵之介、「原作に敬意を払って作った」と力説。“娘”齋藤飛鳥からバースデーケーキのサプライズに感激!

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『マイホームヒーロー』佐々木蔵之介、「原作に敬意を払って作った」と力説。“娘”齋藤飛鳥からバースデーケーキのサプライズに感激!

映画 マイホームヒーロー』の完成披露イベントが2月5日に有楽町朝日ホールで開催され、佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、高橋恭平(なにわ男子)、宮世琉弥、津田健次郎、木村多江、青山貴洋監督が登壇した。

『映画 マイホームヒーロー』の完成披露イベントが開催された
『映画 マイホームヒーロー』の完成披露イベントが開催された

累計発行部数370万部を突破する同名コミックを連続ドラマに続いて映画化した本作。連続ドラマでは、どこにでもいる普通の父親・鳥栖哲雄が娘のDV彼氏を殺してしまう衝撃の場面から始まり、殺した彼氏が所属する半グレ組織から狙われる命懸けの騙し合いが展開。劇場版ではその7年後を舞台に、哲雄の壮絶な戦いの“完結編”が描かれる。

壮絶な戦いに味を投じるお父さん、鳥栖哲雄役を演じた佐々木蔵之介
壮絶な戦いに味を投じるお父さん、鳥栖哲雄役を演じた佐々木蔵之介

ドラマ、劇場版とボロボロになりながらピンチに立ち向かう哲雄を演じ続けてきた佐々木は「映画版でひとつの答えを出します」と口火を切り、「ここに出ていらっしゃる皆さんが、生き生きとスクリーンで暴れ回っているのがすごくうれしかった」と共演者たちの熱演に惚れ惚れ。「プロデューサーも、私たちキャストも現場のスタッフもみんな、原作に敬意を払って作っていました。その魂、心は映画でもちゃんと投影されていると思うので、楽しんでいただければと思います」と力強く語った。

警察官役としてアクションにもチャレンジした齋藤飛鳥
警察官役としてアクションにもチャレンジした齋藤飛鳥

哲雄と、木村演じる歌仙の娘、零花役に扮したのが齋藤だ。劇場版では、警察官となった零花が父親の罪に迫っていく姿が描かれている。齋藤は「零花は正義感がすごくある子なので、真相をつかみたいまっすぐな気持ちと、でもつかんでしまうとお父さんが…という気持ち。ずっともどかしい、感情の動きが忙しないなかにいた」とキャラクターの複雑な心情に寄り添ってコメント。ドラマでは娘が癒しの存在となっていたが、劇場版では「娘とのシーンはずっとヒリヒリしていた」と苦笑いを浮かべた佐々木は、「めちゃめちゃ頑張っていた」と齋藤の熱演に感心しきり。木村が「本当に素敵。うちの零花ちゃん」とベタ褒めしつつ、「齋藤飛鳥が大好きになっちゃって。映画、観て!本当にすごいの。とってもいいお芝居をしている」と熱っぽく語ると、さらに佐々木が「飛鳥ちゃんのシーンで泣いていた」と続くなど、“両親”で“娘”を大絶賛。齋藤は「ええ!うれしい!」と喜びながら、「ハードルあげすぎ」と大照れだった。

もともと仲良しの高橋恭平&宮世琉弥はサウナを満喫したという
もともと仲良しの高橋恭平&宮世琉弥はサウナを満喫したという

ドラマに引き続き、元半グレの恭一役を演じた高橋は、「恭一は無事でした」と劇場版に出演できた喜びを吐露。劇場版から登場した謎の青年・大沢を演じた宮世とは、もともとプライベートで親交があるという。高橋が「琉弥とサウナに入りに行ったのが楽しかった」と撮影の合間に宮世と過ごした時間を懐かしむと、佐々木が「僕はそれを湯船で目撃しました。待ち合わせして、2人でサウナに入って行くのを僕は目撃しました」と証言。すると宮世は「気持ちよかったです。露天風呂もついていた」と目尻を下げながら、高橋とはゲームを通じて仲よくなったと告白していた。哲雄を追い詰める志野を演じた津田は、ラスボス役として狂気に満ちた演技を披露している。津田が「監督から『癖を強くしてください』というリクエストをいただいた。台本に書かれていないことも、監督の提案させていただいた。蔵之介さんがめちゃめちゃリアクションをとってくださるので、一緒に芝居をしているのが楽しかった」と笑顔を見せると、佐々木も「僕もすごく楽しかった」とうれしそうに応えていた。


バースデーケーキ&ソングのプレゼント!
バースデーケーキ&ソングのプレゼント!

またイベント前日の2月4日に佐々木が56歳の誕生日を迎えたことから、齋藤からサプライズでバースデーケーキが贈られる場面もあった。さらに鳥栖ファミリーだけでなく、哲雄を追い詰める面々を演じたキャスト陣、そして会場も一緒になって「ハッピーバースデー、ディア“お父さん”」と愛情を込めてバースデーソングを歌い、これには佐々木も感激しきり。「生きててよかった!」と声を大にし、会場から大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝

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