第2回新潟国際アニメーション映画祭で湯浅政明監督短編特集が決定!監督来場&『犬王』応援上映も実施
3月15日(金)から3月20日(水)まで開催される第2回新潟国際アニメーション映画祭の「イベント上映」として、湯浅政明監督の貴重な短編特集が決定。湯浅本人の映画祭来場と第80回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネートされた『犬王』(21)の応援上映もあわせて発表された。
2023年3月に開催された第1回映画祭は、世界で初の長編アニメーション中心の映画祭として、また多岐にわたるプログラムとアジア最大のアニメーション映画祭として、長編コンペティション部門の審査委員長を押井守がつとめ、大友克洋、片渕須直、りんたろう、渡辺信一郎、メカニック・デザイナーで漫画家、監督でもある永野護ら名だたるアニメ関係者がイベントに登壇し世界中から大きな反響を集めた。今年も世界各国から集められた12本の珠玉の作品を上映する「長編コンペティション部門」や、巨匠、高畑勲監督のレトロスペクティブ、時代劇アニメを特集する「オールナイト部門」、様々なテーマでアニメーションを紐解く「FORUM フォーラム部門」など多種多彩なラインナップが予定されている。さらに「イベント上映」として『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(88)が上映され、同作で監督を務めた富野由悠季と、「機動戦士ガンダム」シリーズのメカニックデザイナーの出渕裕のトークショーが行われることも決定している。
このたび情報が解禁された企画は「イベント上映」の中で行われる「湯浅政明とアニメーションの動き 短編特集」。この特集では、不思議な洋館にたどり着いた少年とそこで出会ったバンパイヤの父娘、そしてバンパイヤハンターを描いた『なんちゃってバンパイヤン』(99)、殺伐とした荒野を行く赤ん坊の姿が追う『夢みるキカイ』(07)、さらに覆面レスラーの“究極愛”を活写した『キックハート』(12)、「カートゥーン ネットワーク」のオリジナルアニメシリーズの特別エピソードとして制作された『「アドベンチャー・タイム」 フードチェーン』(14)の上映が決定。現在、他作品の上映についても調整が行われているとのこと。この短編特集は3月16日(土)に日報ホールで実施され、湯浅によるトークも予定されている。
また3月15日(金)には、同じく日報ホールで“スペシャル企画”として、湯浅が監督を務めた長編アニメーション『犬王』の応援上映も開催。発声、鳴り物、光り物、紙吹雪もOKの、華々しい催しで監督の湯浅とともに映画祭初日を盛り上げる。
そしてこのたびの情報解禁にあわせて、3月17日(日)には『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間』(18)と『これからのドワーフ 20周年+α』の上映も発表となった。詳しいスケジュールやチケット情報などは映画祭公式ホームページをチェック!