シリーズ完全新作『猿の惑星/キングダム』日本公開日が5月10日に決定!「進化とは」に迫る予告編も
まったく新たなストーリーで描くシリーズ完全新作『猿の惑星/キングダム』の日本公開日が5月10日(金)に決定。あわせて、本作の予告編が解禁となった。
本作の舞台は、いまから300年後の世界。ウィルスが猛威をふるい激変した地球で、大都会だった人間の世界は荒廃し、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こり、高い知能と言語を得た猿たちが文明的なコミュニティを持った巨大な帝国(キングダム)を築こうとしていた。一方で人類は退化し、文化も、技術も、社会性も失い、まるで野生動物のような存在となっていた。
シリーズ完全新作のメガホンをとったのは、「メイズ・ランナー」シリーズのウェス・ボール監督。『To Leslie トゥ・レスリー』(22)の熱演が話題となったオーウェン・ティーグが主人公のノアを演じ、ドラマシリーズ「ウィッチャー」のフレイヤ・アーランら注目の若手俳優が出演する。ノア役のティーグはメガホンをとったボール監督について「彼は、とても多くのアイデアを持っていて、すばらしいコンセプトを基に、見たこともないような世界を作り上げてくれました。この世界をみなさんに観てもらうのが待ちきれません。彼と一緒に僕たちは、新しい世界を作り上げたのです」と絶賛している。
今回、解禁された予告編は、「知っているか?進化とはなにか―」とかつての人間と猿の関係が語られるところからはじまる。人間と猿が共存していた時代、人間に様々な技術があった時代、そんな面影は完全になくなり、人類は退化し、猿が絶対的支配権を持つ、まさに猿のキングダムを築こうとしていた。そんな世界で生きる若き猿、ノアは、ある年老いたオランウータンから昔話を聞かされる。それは、猿と人間の共存に関する話だった。「誰も教えてはくれなかった。この世界のすべてを―」と語るノアは、ある日、人間の女性と出会う。彼女は野生動物のような存在となった人間のなかで“誰よりも賢い”とされ、猿たちから狙われていた。彼女と共に行動することになったノアは、想像すらしたことのなかった本当の“人間”を知るうちに、いままさに誕生しようとしているキングダムに違和感を覚えていく。一方、この世界を支配しようとする猿は、人類ではなく自分たちが選ばれたと信じ、徹底的に人類を排除しようとしていくのだった。人間との共存へと希望を持つ者、絶対的支配を目論みキングダムを築こうとする者の思惑が交錯する様子が見てとれる。
これまで、作品のテーマとして様々な形で描かれてきた“共存”と“対立”は最新作ではどのように描かれているのだろうか?進化と惑星に隠された驚くべき真実をぜひ劇場で目撃して欲しい。
文/鈴木レイヤ