原作ではスパイダーウーマンとして活躍!『マダム・ウェブ』3人の少女が自身の“能力”について証言
マーベルコミックに登場するヒーロー“マダム・ウェブ”の誕生の物語を描く、「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の最新作『マダム・ウェブ』(2月23日公開)。ある事故をきっかけに未来予知の能力を得たキャシー・ウェブ(ダコタ・ジョンソン)は、偶然出会った3人の少女たちが黒いマスクの男に殺されるという悪夢のようなビジョンを見てしまい、彼女たちを助けることを決意する。
この少女たちの名はジュリア・コーンウォール(シドニー・スウィーニー)、アーニャ・コラソン(イザベラ・メルセド)、マティ・フランクリン(セレステ・オコナー)。彼女たちにはキャシーだけが知る“重要な使命”が隠されているというが、すでに解禁された予告編では彼女たちのヒーローとしての姿が確認できる。
3人の少女は未来の“スパイダーウーマン”?
原作コミックになぞらえれば、彼女たちはのちに“スパイダーウーマン”として活躍する少女たちだ。キャシーとの出会いを通し、劇中で未来で活躍するスパイダーウーマンとしての独自のパワーを身につけていくのだろうか?このたび少女たちを演じたキャスト陣から、それぞれの持つ“能力”についての証言を独占入手した。
「ジュリアの“ウェブ”は、スパイダーマンのそれとは違うものです」と語るのは、ジュリア役のスウィーニー。「彼女のウェブは稲妻のような電気を帯びていて、当たると感電してしまいます」。また、アーニャ役のメルセドは「彼女の望む場所にどこへでも飛ばすことができ、ブーメランのように必ず戻ってきます」と話し、マティ役のオコナーも「彼女はすばらしいファイター。空を飛び着地し、強力パンチを繰り出すことができます」と説明する。
人気ドラマシリーズ「ユーフォリア/EUPHORIA」でブレイクしたスウィーニーに、幼少期からブロードウェイミュージカルなど幅広いフィールドで活躍してきたメルセド。そしてケニアのナイロビ出身で『ゴーストバスターズ/アフターライフ』などの話題作に出演するオコナー。3人は本作でヒーローを演じるにあたり、長い期間にわたってトレーニングを積んだという。
「朝6時に走ったり、ハーネスをつけて高いところに登ったり、回転したりジャンプしたり飛び降りたり。こういう経験を共有することで、私たちのなかに友情が芽生えました」とオコナーは振り返る。劇中と同じように、姉妹のように絆を深め合った3人は、撮影から1年が経ったいまでもグループチャットで毎日会話をするほどの仲なのだとか。「何日も続けて夜の撮影があった時は、ソドニーのトレーラーで一緒にお菓子を食べて、まるでサマーキャンプのようでした」。
意識したのは原作コミックでのキャラクターの描かれ方
そんな楽しく有意義な撮影期間を過ごした彼女たちが常に意識していたのは、やはり原作コミックにおける彼女たち3人のキャラクターの描かれ方。スウィーニーは「コミックではジュリアはいつも両足をつけて逆さに降りて登場しました。とてもバレエ的で、空中曲芸師のような動きですが、それこそがジュリアの特徴。私は天井から降ろしてくれるように懇願しました」。
そして「この物語に命を吹き込み、子どもも大人も読んで育った作品を実際に目の前で再現できることは、本当にすばらしいことだと思います」と自信をのぞかせるスウィーニー。メルセドも「この映画ではアクションやミステリー、スリルあふれるドキドキ感、そして美しい女性たちがピンチを救う姿を楽しむことができます」とアピール。ゆくゆくは“スパイダーウーマン”となるであろう彼女たちの活躍にも注目しながら、マーベル初の本格ミステリーサスペンスを楽しもう!
文/久保田 和馬