村瀬歩&石川界人&梶裕貴&中村悠一が感激!『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』最速上映舞台挨拶に原作者・古舘春一の絶賛コメントが到着
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(公開中)の最速上映舞台挨拶が2月15日の深夜にTOHOシネマズ新宿で行われ、主人公である日向翔陽役の村瀬歩、影山飛雄役の石川界人、孤爪研磨役の梶裕貴、黒尾鉄朗役の中村悠一が登壇した。
「週刊少年ジャンプ」にて2012年2月から連載が開始され、バレーボールに懸ける高校生たちの熱い青春ドラマが話題を呼んだスポーツ漫画の金字塔「ハイキュー!!」。コミックス全45巻の累計発行部数は6000万部を突破。2014年からはテレビアニメ化され、シリーズ第4期までが制作されるなど人気を博している。本作では、原作の中で最も人気のあるストーリーの一つである、烏野高校VS音駒高校。通称“ゴミ捨て場の決戦”を描く。
全国6都市12会場で行われた最速上映は全劇場で全席完売となっており、会場はこの日を待ち焦がれていたファンの熱気に包まれた。村瀬は「ついに“ゴミ捨て場の決戦”が観られる時が来ました!楽しみですよね。どうですか皆さん?」と問いかけ、会場中からは大きな拍手が鳴り響いた。さらに村瀬は「僕自身『ハイキュー!!』によってこの仕事への向き合い方をすべて教えてもらった教科書でもあり、とてもおもしろい作品なので、自信を持って”早く皆さんに観てもらいたい”と思ってこの日を待ちわびていました」と晴れやかな表情を見せた。
昨年8月の劇場版発表から半年、公開を約30分後に控え、「出演陣にとって、“ゴミ捨て場の決戦”はどのような作品か」について聞かれると、村瀬は「全体を通したなかでも特に、音駒と烏野というのはチーム自体の因縁というか、ライバル的なところも含めて個人と個人の繋がりもあって、ドラマの面でも思い入れがある方が多いんじゃないのかなと思っていました。それが4年の月日を経て皆さんのもとに届くと思うと感慨深いと言いますか、やっとこの時が来た!と。僕らもいろいろな想いを込めて演じたので、早く観てほしいです」とコメント。石川は「音駒ってずっと烏野の1歩も2歩も先を行っているチームで、一番影響し合ってきた学校だと思うんですが、ようやくここで公式戦で“もう一回が無い試合”ができるというのが個人的にすごく熱いです。学校としての因縁にここで決着がつくというのが本当に胸が熱いですし、いますでにそれを言っているだけでグッとくるものがあります」と、2人の声優人生において欠かせない作品となった本作の劇場版の公開を迎えた気持ちを語った。
梶は「いま石川くんの話を聞いているだけでちょっと感慨深いですね」と切りだし、「この作品のなかで、研磨と翔陽のこれまでの点と点がつながっていくような描写があったりとか、彼にとってのすごく大きいターニングポイントだったり、変化というものなどが詰まっている内容になっています。彼がどういう風に考えて、バレーボールに向き合ってきたのかを感じていただけるんじゃないのかな、と思います」と待ちに待った“ゴミ捨て場の決戦”の火蓋が切られることへの想いや見どころを語り、中村は、原作者の古舘春一の描き下ろしが入った第1弾入場者特典の「ハイキュー!!33.5巻」に触れ、「今日登壇しているなかでは黒尾だけ3年生なので、抱えているものというか、想いの強さのベクトルがちょっと違うのかな、ということを収録にあたって考えたりしていたんです。そうしたら先ほど見せていただいた第1弾入場特典の先生の描き下ろしの漫画のところで、それに結構触れていて。このキャラクターと今回の試合にかける想いというのは間違っていなかったんだなと感じられて、すごくよかったです」と語った。
そして締めくくりには、映画を鑑賞した原作者の古舘春一より届いたメッセージつきイラストが公開された。「いよいよゴミ捨て場の決戦ですね!アップはできてますか?」と始まるコメントと共に描かれた、白熱の試合を想像させる躍動感溢れる孤爪研磨のイラストがスクリーンに映しだされると、会場からは歓声が上がり、なかには感動のあまり涙を流すファンも多く見受けられた。キャスト一同も「おぉー!」と感動の声をあげながらスクリーンに見入っていた。MCがコメントを代読していくなか、梶は「この研磨の表情が物語っているな、という。映画を見終わったあとにもう一度(このイラストを)見てほしいですね」と興奮を抑え切れない様子を見せ、「きっとこういう研磨が(劇中に)いるんでしょうね」とこれから作品を観るファンに語りかけていた。
イベントの最後には登壇キャストを代表して、村瀬が本作への熱い気持ちをアピール。「とにかく観て楽しんで、よかったっていうのを”いろんなところに届け”という気持ちで真っ先につぶやいてください!」と想いを語ると、会場は大きな拍手に包まれた。ここで最速上映舞台挨拶は終了の時間に。会場が暗転すると、本日登壇したキャストが演じるキャラクター4名の音声が流れだす。日向、影山、研磨、黒尾の軽快なやり取りが続くなか、日向が「上映まで、カウントダウン行きますよ!」と声をあげ、4年間待ち続けたファンと会場一体となり、5秒前からカウントダウン。「ゼロ!」と鳴り響く声とともに再び大きな拍手が会場を包み込み、ついに上映がスタートした。
文/成田おり枝