『打ち上げ花火~』で声優初挑戦の菅田将暉、無邪気&男らしい声がハマる!
主演作『明烏 あけがらす』(15)をはじめ、『海月姫』(14)や『溺れるナイフ』(16)、テレビドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」など、数多くの出演作で異彩を放つ人気俳優の菅田将暉。さらに今年は、自身初のラジオパーソナリティに挑戦、auのCMソング「見たこともない景色」でCDソロデビューを果たすなど、その多才さでますます活躍の場を拡大中だ。そんな菅田が、8月18日(金)に公開される『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』で声優に初挑戦!
本作は、1995年に劇場公開もされた岩井俊二による同名傑作ドラマを、脚本・大根仁、総監督・新房昭之でアニメ映画化した意欲作。海辺の街を舞台にした中学生の男女の甘酸っぱいラブストーリーを軸に、何度も繰り返される不思議な夏の一日が描かれる。
菅田が演じるのは、早熟なクラスメイトの及川なずな(声・広瀬すず)への淡い気持ちを秘めた、恋に臆病な中学1年生の島田典道。花火大会の日、突然なずなから「かけおち、しよ」と迫られ、彼女の思わせぶりな言動に振り回されていく。
菅田は、まだ幼さが残る中学生の典道を瑞々しく好演!なずなを意識するあまり声が裏返ってしまったり、冷蔵庫をのぞきながら「ふふん、ふ~ん♪」と無邪気に鼻歌を歌ったり、母親にこちょこちょとくすぐられ「やめてくれよ~」と嫌がったりと、菅田は少し高めのキーでちょっぴり頼りない中学生の声を表現している。これまでにない純朴な少年になりきったキュートな菅田の演技が新鮮だ。
その一方で、“イケメン”な菅田の本領が発揮される場面も。なずなに翻弄されっぱなしだった典道が、一日を何度も繰り返すうちに少しずつ成長し、「今日だけはお前といたい!」と伝えるクライマックスは、真っ直ぐな想いがヒシヒシと伝わってくる。菅田は少年の“弱さ”と“強さ”の二面性を見事に表現しているのだ。
11月23日(祝)には桐谷健太とW主演する話題作『火花』の公開も控える菅田将暉。俳優に歌手、そして声優にも活躍の場を広げた菅田の新たな一歩を、ぜひ劇場で確かめてほしい!【トライワークス】