『青春18×2 君へと続く道』香港国際映画祭正式出品!台湾での青春の1ページを切り取ったエモーショナルな本ビジュアルも
藤井道人監督最新作にして初の国際プロジェクトとなる日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』(5月3日公開)。このたび本作のエモーショナルな本ビジュアルが解禁され、あわせて本作が第48回香港国際映画祭に出品されることが発表された。
本作は、台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作に、「日本×台湾」、「18年×現在」を舞台に描かれるせつなくも美しいラブストーリー。台湾の人気スター俳優シュー・グァンハンと日本の若手実力派女優、清原果耶がW主演を務め、国内興行収入30億円超えのヒットを記録した『余命10年』(22)の藤井が監督、脚本を手掛けている。
今回解禁された本ビジュアルには、「18年前」のアミ(清原)とジミー(グァンハン)が青春のひと時をともに過ごす姿や、普段は明るく天真爛漫なアミがせつない表情を浮かべ遠くを見つめる様子、そして「現代」のジミーが2人で過ごした日々に想いを馳せている姿が映しだされている。2人の出会いは、18年前の台湾。青年ジミーの平凡な日々は、日本からやってきたバックパッカーのアミとの出会いによって一変する。同じカラオケ店でバイトに勤しみ、互いの言語を教え合う日々のなかでジミーは密かに彼女に恋心を抱いていく。ビジュアルの中央には、二人乗りのバイクで台湾の街を駆け抜け、はじけるような笑顔を見せる青春真っ只中の様子が切り取られている。しかし、そんな幸せな日々はアミの帰国により突如終わってしまう。意気消沈するジミーに、アミはとある“約束“を提案する。時が経ち現代、人生に躓き故郷に戻ったジミー。かつてアミから届いた一通の絵ハガキを手にしたことで当時の記憶を蘇らせたジミーは、18年前、別れ際にアミと交わした約束を胸に、日本で初恋の記憶を辿る旅に出る。当時のアミとの日々に思いを馳せながら、旅のなかでジミーは彼女が隠していた本当の想いを知る。
さらに、本作が3月28日(木)から4月8日(月)まで開催される第48回香港国際映画祭のカレイドスコープ部門に正式出品されることが決定した。これまでも同部門には『エゴイスト』(23)や『さかなのこ』(22)などの話題作が出品されており、映画祭への正式出品を受け、藤井監督は「『青春18×2』が香港国際映画祭で上映出来ること、心から嬉しく思います。本作は、僕にとって初めての国際プロジェクトであり、僕のルーツの一つである台湾の仲間たちと映画を作れたことは、人生の財産です。『人生という名の旅』を皆さまと映画を通して分かち合い、本作が皆さまの心に残ってくださることを願っています」と喜びを語った。
はたしてジミーが旅を通してたどり着く、アミが隠していた本当の想いとは?台湾と日本を舞台に紡がれる美しくせつないラブストーリーを、ぜひ劇場で味わってほしい。
文/サンクレイオ翼