F1界の“帝王”の1年を描く『フェラーリ』7月に日本公開!情熱と狂気が垣間見える特報映像

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F1界の“帝王”の1年を描く『フェラーリ』7月に日本公開!情熱と狂気が垣間見える特報映像

F1界の“帝王”と呼ばれた男の、情熱と狂気を圧倒的熱量で描くマイケル・マン監督最新作『フェラーリ』が7月5日(金)より日本公開決定。このたび、本作のティザービジュアル、特報が解禁となった。

元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者、エンツォ・フェラーリの物語を描く本作。フェラーリの私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶に晒され続けている。本作では、1957年、59歳だったフェラーリの波乱と激動の1年を描く。難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くし、社の共同経営者でもある妻ラウラとの夫婦生活は冷え切っていた。さらに、秘かに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活は、思いがけずラウラの知るところに。2人の女との愛憎と婚外子の認知問題に加え、業績不振により破産寸前のフェラーリ社は、競合他社からの買収の危機に瀕していた。私生活と会社経営で窮地に立たされたフェラーリは、起死回生を賭けて、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑むことに。

製作、監督を務めたのは『ヒート』(95)、『インサイダー』(99)などの巨匠マイケル・マン。『フォード vs フェラーリ』(19)の製作総指揮も務めたマン監督にとって、『フェラーリ』は構想30年に及ぶ執念の企画だ。アダム・ドライバーが、会社経営とレースには情熱と狂気をぎらつかせ、一方、愛する者たちには優しさと人間味を感じさせる主人公のフェラーリを陰影深く演じた。また、2人の女性、ペネロペ・クルス演じるラウラと、シャイリーン・ウッドリー演じるリナとの複雑な男女関係の機微が、ドラマの大きな見どころとなっている。

フェラーリ社創業日である本日、3月12日に解禁となったティザービジュアルは、ドライバー演じる主人公フェラーリが流線形のマシーンの隣を歩く姿を収めたもの。その偉大な業績とは裏腹に、フェラーリの孤独なシルエットが浮かび上がっている。

また、同時に解禁となった特報では、激しく過酷なレースシーンと重厚なドラマを重ねながら、フェラーリ自らドライバーたちを叱咤激励する様が。加えて、本作を讃える映画監督のコメントも挿入されている。「壮大で濃密なドラマ(ギレルモ・デル・トロ)」、「名優たちの競演(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)」、「傑作(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)」と名だたる監督のコメントが映しだされていく。


名匠たちが激賞した本作で、どのようなフェラーリの情熱と狂気が明らかにされるのだろうか?帝王と呼ばれた男の起死回生を賭けたレースの真相をぜひ劇場で目撃してほしい。

文/鈴木レイヤ

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