韓国でも好成績スタートの『パスト ライブス/再会』東京&大阪で3日間限定先行上映決定!
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)のA24と、『パラサイト 半地下の家族』(19)を配給した韓国のCJ ENMが初の共同製作で贈る『パスト ライブス/再会』(4月5日公開)。本作が全国公開に先駆け、3月22日(金)~24日(日)の3日間限定で先行上映が行われることが決定した。
本作は、ソウルで初恋に落ちた幼なじみの2人が、24年後の36歳、ニューヨークで再会する7日間を描くラブストーリー。物語のキーワードは「運命」の意味で使われる韓国の言葉“縁(イニョン)”。見知らぬ人とすれ違ったとき、袖が偶然触れるのは、“前世”でなにかの“縁”があったから。久しぶりに再会した2人は、ニューヨークの街を歩きながらこれまでの互いの人生について語り合い、過去の自分たちが「選ばなかった道」に想いを馳せていく。
監督を務めるのは、本作で長編映画監督デビューをはたしたセリーヌ・ソン。5部門にノミネートされた第81回ゴールデングローブ賞では、外国語映画賞や作品賞(ドラマ賞)に加え、主演のグレタ・リーを女優部門(ドラマ)に押し上げただけでなく、監督賞と脚本賞にソンの名前が上がった。着々と今年の賞レースでのノミネートと受賞を積み上げてきたソン監督は、映画界賞レースの大本命、アカデミー賞のノミネートまでスターダムを一気に駆け上がり、大注目を集めていた。
今回、4月5日(金)の全国公開を前に、3月22日(金)、23日(土)、24日(日)の3日間限定先行上映を行うことが決定した。先行上映はTOHOシネマズ 日比谷とTOHOシネマズ 梅田で開催され、ソン監督、ノラを演じたリー、そしてヘソン役のユ・テオからのスペシャルメッセージが上映されるとのこと。
ソン監督のルーツである韓国では、先週3月6日に公開を迎え、好成績でのスタートを切った。韓国での盛り上がりは熱く、2月末に行われたスクリーニングナイトには、ボーイズグループZEROBASEONEのメンバーや、世界的にも異例の人気を博しているドラマ「私の夫と結婚して」に出演するナ・イヌとソン・ハユン、Netflixで配信中の恋愛リアリティ番組「脱出おひとり島3」でその誠実さが話題を集めているイ・ジンソクらが揃った。別日のトークイベントでは「いまこの結果も全て『パラサイト 半地下の家族』が開いてくれた道だと思います。『パスト ライブス/再会』の脚本を書いている時、韓国語と英語を行き来するシナリオを心配する人が多かったのですが、『パラサイト 半地下の家族』が世界的に注目され始め、明らかに反応が変わりました。『字幕があって楽しい』と周囲が話し始めたのです」と、本作の制作時のエピソードが明かされた。
世界各国の賞レースを賑わせ、高評価を得ている『パスト ライブス/再会』。ノラとヘソンの再会に待つものとは?ぜひ劇場で見届けてほしい。