『私ときどきレッサーパンダ』の初日舞台挨拶が開催!Da-iCEメンバーが“感情”がたかぶった時にしてしまうこととは?
第88回アカデミー賞長編アニメーション賞に輝いた『インサイド・ヘッド』(15)の続編『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)の公開を記念して、2年越しに待望の劇場初公開を迎えた『私ときどきレッサーパンダ』(公開中)。その初日舞台挨拶が15日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、主人公メイの日本版声優を務めた佐竹桃華と、日本版エンドソングと劇中のボーイズグループ“4★TOWN”の日本版声優を担当したDa-iCEのメンバーが登壇した。
劇場未公開だったディズニー&ピクサーの3作品『私ときどきレッサーパンダ』、『あの夏のルカ』(21)、『ソウルフル・ワールド』(20)を2週間ごとに劇場上映する今回の企画。その先陣を飾った本作は、“感情”をコントロールできなくなってしまうとモフモフのレッサーパンダに変身してしまう女の子メイが、家族や友人、そして自分自身について悩みながら“本当の自分らしさ”を見つけていく物語。アニー賞では7部門にノミネートされ、第95回アカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートされるなど高い評価を獲得した。
「2年越しに劇場公開ができると思っていなかったので、本当に本当にうれしいです。喜びとうれしさで、感情がたかぶっています!」と笑顔で挨拶した佐竹は、「感情豊かなところも、親の期待に応えたいと思う気持ちも、すごく共感しました。私は3歳からクラシックバレエを習っていたのですが、コンクールで結果を残して親に喜んでもらいたい!って思って逆に苦しく思うことがありました。なので『あ〜分かるなあ』と思いながら演じていました」とメイに共感しながら役に臨んだことを振り返る。
一方、Da-iCEの大野雄大は「いつものレコーディングと違うので緊張しました。『トロント〜!』っていうセリフが頭から離れなかったです」と、劇中でメイが応援するボーイズグループ“4★TOWN”役として初めて挑んだ声の演技の難しさを語る。また、工藤大輝は日本版エンドソング「どんな君も」について「メイに向けた歌詞ではあるんですが、メイだけじゃなく、自分の気持ちを隠しちゃったり本当の自分を表現できないと思っている人みんなに当てはまる曲だと思っています」と語った。
その後、登壇者たちは「感情がたかぶった時に“ときどき”してしまうこと」をテーマにトークを展開。“ときどき号泣”と回答した和田颯は「自分たちのライブでも、『私ときどきレッサーパンダ』を観ていても、気が付いたら泣いています!」と涙もろい一面があることを告白。また工藤は“ときどき楽曲制作”と回答し、「ちょっと感情がたかぶったときのマイナスの気持ちもプラスの気持ちも、楽曲制作に落とし込んでいきますね」とアーティストならではのエピソードを明かした。
さらにディズニー&ピクサー映画との思い出や、最新作『インサイド・ヘッド2』にちなみ“感情”にまつわるエピソードなどを和気あいあいと語り合った6人。最後に佐竹は「この作品が誰かにとって前を向けたり、自分を好きになれたり、元気になれるような特別な作品になっていたらいいなと思っています」と晴れやかな表情でコメント。花村想太は「めちゃくちゃすばらしい作品ですので、何度も何度も楽しんでもらえるとうれしいです」と呼びかけ、岩岡徹は「ディズニープラスを含めいろんなところで観れますけど、映画は映画館で観ると大迫力で味わえますので。ぜひ映画館で堪能してください!」とアピールしていた。
文/久保田 和馬