清原果耶、主演作『青春18×2 君へと続く道』を観て「撮影時の記憶が残っていたのか、涙が止まらなくなった」
3月18日、藤井道人監督による日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』(5月3日公開)のジャパンプレミアが有楽町朝日ホールにて開催され、藤井道人監督、清原果耶、道枝駿佑、黒木華、黒木瞳らキャストが登壇した。
台湾の人気紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を映画化した本作。18年前の台湾と現在の日本を舞台に、台湾の高校生・ジミー(シュー・グァンハン)と、日本人バックパッカーのアミ(清原果耶)の恋の行方をエモーショナルに描く。国内興行収入30億円超のヒットを記録した『余命10年』(22)の藤井道人監督が初の国際プロジェクトに挑んだ。
今回、シュー・グァンハンと共に主演を務めた清原は、完成品を観た感想を問われると、「とっても優しくて柔らかい、観た人に寄り添ってくれる作品になったなと思います。観終わったら、私は撮影時のアミの記憶が残っていたのか、涙が止まらなくなって。そのくらい印象深い作品。観てくださった方の心のどこかに残ってくれたらうれしいなと思います」とコメント。
また、グァンハンとの初共演については「言葉(の壁)をどうしたらいいんだろうということと、『グァンハンさんがアジアですごく注目されている俳優さんだよ』というのを聞いて、ものすごく緊張してしまって…。でも、グァンハンさんがすごくフレンドリーに他愛もない話をしてくださったので、変に緊張していても、もったいないんだなと思いました。何気ない日常を過ごせたのが、ジミーとアミの青春に重なりました」と振り返った。
さらに、撮影で意識していたことを問われると「1つ1つが、思い返したときに特別であるべきだなと思ったので、どのシーンも丁寧に取り組もうと思いました」と清原。「かけがえのない出会いをこの作品でもらって。作品を作ることや、人と出会うことはなんて尊いのかと深く考えることができた作品です」と締めくくっていた。
ちなみに同イベントでは、作品の内容にちなんで「影響を受けた忘れられない出会いは?」との質問も。清原は同じ事務所の音楽ユニット「Perfume」を挙げ、道枝は事務所の先輩である「山田涼介」と回答。道枝は「僕のデビューのきっかけが山田涼介君。ドラマを観て事務所に履歴書を送ろうと思った。こうしてデビューして、山田君に想いを伝えられたのがうれしい。(その想いを伝えたときは)喜んでくださって。これからも憧れですね」と笑顔を見せていた。
取材・文/平井あゆみ