石原さとみ主演『ミッシング』迫真の演技を収めた予告映像&ポスタービジュアル

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石原さとみ主演『ミッシング』迫真の演技を収めた予告映像&ポスタービジュアル

2022年の出産後、1年9ヵ月ぶりの芝居に臨んだ石原さとみが主演を務め、『空白』(21)、『愛しのアイリーン』(18)、『ヒメアノ〜ル』(16)の吉田恵輔がオリジナル脚本で監督を手がけた映画『ミッシング』(5月17日公開)から、予告映像とポスタービジュアルが解禁。また3月22日(金)よりムビチケ前売券が販売されることも決定した。

本作は少女の失踪事件をめぐって、世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒されながらも奮闘する人々の姿に迫った物語。主演の石原が、娘、美羽(有田麗未)の失踪により徐々に心を失くしていく母親、沙織里を演じる。また、娘の行方を捜す家族の取材する地元テレビ局の記者、砂田役に中村倫也、妻の沙織里と夫婦喧嘩が絶えなくなる夫、豊役に青木崇高、美羽が失踪する前の最後の目撃者となった沙織里の弟、圭吾を森優作が演じる。また小野花梨、細川岳、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純らが出演している。

解禁となった予告は「なんかまたひどいこと書かれてるんだけど」と低い声で吐き捨てる沙織里の姿から始まる。険しい表情で見つめるパソコンの画面には、沙織里へのバッシングが並ぶ。娘が行方不明になってから3ヵ月が経ち、地元テレビ局の記者、砂田は誠意ある取材を続けるが、放送される番組は局の方針で煽情的な内容にせざるを得ない。世間の関心はいつの間にか沙織里の行動を非難する悪意ある書き込みとなって沙織里や豊を苦しめる。沙織里の弟、圭吾も誘拐犯の疑いをかけられ、世間の好奇の目に晒される。家族であるはずの圭吾にも掴みかかっていくほど、心を失っていく沙織里たち。様々な思いを胸に必死にもがき翻弄される場面から一転、暗い画面に響く着信音が響く…。

同情や善意はいとも簡単に好奇心や悪意へ変わり、その言動が誰かの心を突き刺していく。美羽の失踪事件は、この物語の始まりに過ぎず、事件を取り巻く“世の中”が沙織里の心を壊していく。吉田ならではのリアリティある演出が、現代社会に深く問いかける予告映像に仕上がっている。

またあわせて解禁されたポスターには「わたしたちは、心を失くしてしまったのか?」というキャッチコピーと、茫然自失の沙織里が配されている。しかし、中段の涙がこぼれる瞬間の沙織里にはかすかな生気も感じられ、その表情を虹色の光が優しく照らし、出口の見えない日々の先にある、かすかな希望を感じさせる。

1分27秒の予告映像からは、ギリギリまで追いつめられる主人公、沙織里の感情のうねりが伝わってくる。6年前に自ら伝手を頼って“吉田さんの映画に出たいです”と直談判したという石原は「こういう作品がやりたかったんだ、それが完成したんだ!本当に嬉しい。夢が叶ったなと思いました」と語る。中村は、撮影で一番印象的だったことは「(石原さんが)心身をすり減らしながら芝居をする姿。それが一番ですね」と明かし、青木は「この役と向き合うこと自体が(第一子出産後の石原さんにとって)とても怖いことだと思うんです。“パン”と(現場とプライベートで)器用に切り替えてできたとしても、そういう向き合い方はしたくない、そんな役だと思います。母親というものの深さ、大きさ、偉大さ、というものを改めて感じました」とコメントし石原の覚悟の演技を称賛している。


少女失踪事件に端を発して噴出する現代社会の暗部に迫った本作。主演を務める石原の新境地といえる熱演はスクリーンで堪能したい。

文/スズキヒロシ

※吉田恵輔監督の「吉」は「つちよし」が正式表記

■ムビチケ前売券(カード)
発売日:3月22日(金)
価格:1,600円(税込)
販売場所:
[全国上映劇場]※一部劇場を除く
[メイジャー公式サイト]https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M54814658188
[MOVIE WALKER STORE]https://goods.moviewalker.jp/items/84019201

■ムビチケ前売券(オンライン)
発売日:3月22日(金)
価格:一般 ¥1,600(税込)
販売場所:
[ムビチケ公式サイト]https://mvtk.jp/Film/081355
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