「SHOGUN 将軍」アンナ・サワイ、二階堂ふみ、穂志もえかが“女たちの戦い”について語る

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「SHOGUN 将軍」アンナ・サワイ、二階堂ふみ、穂志もえかが“女たちの戦い”について語る

<キャストコメント>

●アンナ・サワイ(戸田鞠子役)

「『SHOGUN 将軍』では、いままでの海外作品であまり描かれることのなかった日本女性の芯の強さにも、スポットが当てられています。鞠子のみならず、戦場に出ることのなかった女性たちにも、それぞれの戦いがあったということを感じ取っていただけたら嬉しいです」

●二階堂ふみ(落葉の方役)

「歴史という大きな物語のなかで、その時代を生きた人たちの感情を大切にしたいと思いました。想像し難い事象についても、なにを感じていたのか、なにを守ろうとしていたのか、それぞれが演じる役に問いかけながらこの作品に向き合っていました。強さだとか、愛だとか、大義を背負った言葉では表現できない人間の姿を、この作品で感じていただけたら幸いです」

●穂志もえか(宇佐見藤役)

「女性の立場こそ弱かったのかもしれないが、女性そのものが弱かったのではない。いまも昔も、強く、激しく、美しい。戦国時代、乱世。死が身近にあるなかで、自分の信念を見出し、覚悟を持って生きる登場人物たちの姿は、約400年後を生きる私たちに問いかけるものがあります。複雑な色香をどの役からも感じています。素晴らしい脚本です。藤は、降りかかる凄惨な宿命の先に、生きる目的を見つけます。逞しく歩む姿を見届けていただけたら嬉しいです」


文/スズキヒロシ

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