『プー あくまのくまさん』第3弾が早くも始動!増えつづける名作の“マッド化”…クロスオーバー映画も計画中
ディズニーのアニメ作品でも有名なA・A・ミルンの児童書「くまのプーさん」をホラー映画として“マッド化”したことで日本でも大きな反響を集めた『プー あくまのくまさん』(23)。その第3弾の企画開発がすでに進行中であることが明らかになった。「Variety」など全米の複数メディアが報じている。
青年になって100エーカーの森を離れたクリストファー・ロビンが、婚約者を連れて久しぶりに森に戻ると、血に飢え野生化したプーとピグレットが待ち受けているという衝撃のストーリーで話題をさらい、わずか5万ドルの製作費でありながら全世界興収500万ドルに迫るヒットを記録した『プー あくまのくまさん』。すでに第2弾の『Winnie-the-Pooh: Blood and Honey 2』が完成し、北米や英国などでは先日上映イベントがおこなわれたばかり。
報道によれば、これまでのシリーズを手掛けてきたリース・フレーク・ウォーターフィールド監督兼プロデューサーと、第2弾でクリストファー・ロビン役を演じたプロデューサー兼任のスコット・チェンバースによって第3弾の始動が発表されたという。第1弾から製作費が10倍近く跳ね上がった第2弾は、残酷描写などが劇的に進化。第3弾はそこからさらに多額の予算が用意されているとのことで、プロデューサー陣の話によればラビットやズオウ、さらには“ウーズル”の登場予定もあるのだとか。
ウォーターフィールドらの製作会社ジャグド・エッジ・プロダクションズでは、すでに「バンビ」のホラー版『Bambi: The Reckoning』が編集作業中で、「ピーターパン」のホラー版『Peter Pan's Neverland Nightmare』と「眠れる森の美女」のホラー版「Awakening Sleeping Beauty」の開発が進行中。また先日、これらの作品に登場するマッド化したキャラクターたちが集結するクロスオーバー映画『Poohniverse: Monsters Assemble』の製作も発表されている。
「プー あくまのくまさん」の第3弾の製作時期は未定だが、『Poohniverse: Monsters Assemble』は2025年の北米公開が予定されている。すでにホラー映画界の新たなトレンドになりつつある名作のマッド化。ジャグド・エッジ・プロダクションズという名前を頭の片隅に入れておきながら、彼らが生みだす作品の続報に注目していこう!
文/久保田 和馬