『クラユカバ』&『クラメルカガリ』公開直前最終予告到着!寺田農と川井田夏海の出演が明らかに

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『クラユカバ』&『クラメルカガリ』公開直前最終予告到着!寺田農と川井田夏海の出演が明らかに

<スタッフコメント>

●塚原重義(原作、脚本、監督)

「『これは好きな作品』、『実相寺を思い出すね』顔合わせの時、はじめに頂いた言葉に震えました。『ウルトラQザ・ムービー星の伝説』の山根、『ラピュタ』のムスカ、『肉弾』のあいつ、『赤毛』の三次、『狙われない街』…。思えば、貴殿の存在を意識する前も後もたくさんの”寺田農たち”と出会ってきた人生でした。そして、本作のもう一人の主人公、朽縄は僕の作家人生においてかけがえの無いキャラクターとなりました。寺田さん、素敵な名演をありがとうございました。どうか、安らかに。またいつか、どこかで」

●成田良悟(『クラメルカガリ』シナリオ原案)

「寺田さんは私が子どもの頃から観ていた数々の刑事ドラマ、時代劇に出演なさっていた方で、『鎧武/ガイム外伝 仮面ライダー斬月』でお姿を見かけた事も記憶に新しいです。そんな大ベテランの方が私の関わるアニメーション映画に声を当てて下さるというのは、とても光栄な事でした。実際にアフレコを拝聴させて頂いた時は、数種類の声や演技を使い分けて役に調整して下さり、『80才を超えてここまで様々な声を出せるのか』と驚きつつ、頭のなかに『生涯現役』の文字が浮かび、純粋な憧れを思い浮かべた事を記憶しています。その数ヵ月後に飛び込んできた此度の知らせに衝撃を受けましたが、病魔と闘いながらあの演技を努めて下さった事に深い感謝を抱きました。寺田さんは、生涯現役を貫き通されたのです。その輝かしい歴史のなかにおいて、クラメルカガリの朽縄というキャラクターに素晴らしい演技で魂を宿して頂いた事への感謝とともに、冥福をお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。どうか良き旅路を」


文/サンクレイオ翼

※塚原重義の「塚」は旧字体が正式表記

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