怪盗キッドvs平次の白熱バトルを大スクリーンで目撃しよう!『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』はIMAX推し

コラム

怪盗キッドvs平次の白熱バトルを大スクリーンで目撃しよう!『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』はIMAX推し

本日より『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』がいよいよ公開。前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23)の興行収入は、26作目にしてシリーズ史上最高記録を更新するという前代未聞の偉業を達成するなど、パワーアップし続ける「名探偵コナン」シリーズをスクリーンで楽しめる季節が今年もやってきた!

北海道の函館を舞台に土方歳三にまつわる日本刀をめぐる事件が巻き起こり、本格ミステリーが展開する本作。コナン(声:高山みなみ)の活躍はもちろん、今回キーパーソンとなる月下の奇術師・怪盗キッド(声:山口勝平)と、西の高校生探偵・服部平次(声:堀川りょう)の激突、平次と和葉(声:宮村優子)の恋模様や、ついに明かされる怪盗キッドの真実などドキドキハラハラの連続で、衝撃のラストまで目が離せない要素が満載。毎年ファンを驚かせる劇場版ならではのド迫力アクションも想像を絶する内容で、圧倒的な没入型の映画体験ができるIMAXでこそ堪能したい1作となっている。そこで今回は本作を全力で楽しむべく、IMAXでの見どころポイントをご紹介したい。

怪盗キッドがねらう、日本刀に秘められた真実とは?本格ミステリーが展開

【写真を見る】「名探偵コナン」をスクリーンで楽しめる季節がやってきた!
【写真を見る】「名探偵コナン」をスクリーンで楽しめる季節がやってきた![c]2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

青山剛昌による原作漫画の連載は30周年を迎え、コミックスの累計発行部数は全世界で2.7億部を突破。テレビアニメシリーズも放送1000回を超えるなど、その勢いがとどまることを知らない「名探偵コナン」。劇場版のシリーズ累計興行収入は1180億円を超えるなど、日本を代表する大人気シリーズだ。

最新作となる本作では、函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が到着。今回キッドがねらうのは、幕末を生きた新撰組副長、土方歳三にまつわる日本刀だという。ビッグジュエルを追い求めるキッドが、なぜ刀をねらうのか。一方、西の高校生探偵の服部平次とコナンたちも、函館で開催される剣道大会のために現地を訪れており、犯行予告当日、平次はキッドを追い詰めていく。

原作でもまだ明かされていない、キッドの“ある秘密”が明かされる!
原作でもまだ明かされていない、キッドの“ある秘密”が明かされる![c]2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

シリーズ屈指の人気キャラクターであるキッドと平次が、がっつりと対峙する点も本作の大きな見どころ。この2人は、因縁のある間柄だ。コミックス96巻、テレビアニメ第983&984話「キッドVS高明 狙われた唇」において、“妖精の唇(フェアリーリップ)”と名付けられた宝石をめぐって火花を散らしていた平次とキッド。その際キッドは、平次の幼なじみである和葉に変装して彼を翻弄。平次はその変装を見破れず、和葉に変装したキッドに壁ドン&キス寸前まで近づいてしまったのだ。それだけに、劇場版では平次の“キスの恨み”が爆発。リベンジマッチとばかりに「許さへんで!」と気合を入れて、見事にキッドの変装を見破ってみせる。平次の心の叫びが劇場中に響き渡る場面もニヤニヤとしてしまう楽しさがあり、映画冒頭からスタートダッシュを切るようなアクションを堪能しながら「名探偵コナン」のメインテーマへとつながる流れも、「待ってました!」と声を上げたくなるような興奮。幕末とも関わりがある本作だけに、メインテーマにも和楽器が取り入れられており、パワフルな高音質サウンドを実現するIMAXならば幕開けから一気に映画の世界へと引き込まれること間違いナシだ。


物語は、どんどんドラマチックに進行していく。「福家警部補」シリーズなどで知られる推理小説作家で、『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(17)や『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』(19)も手がけてきた大倉崇裕による脚本が秀逸で、本格ミステリーとしての見応えも十分。

幕末を生きた新撰組副長、土方歳三にまつわる日本刀をめぐる事件が勃発
幕末を生きた新撰組副長、土方歳三にまつわる日本刀をめぐる事件が勃発[c]2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

キッドの犯行と時を同じくして見つかったのは、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体。捜査線上に浮かび上がったのは、“死の商人”と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人の男だ。彼は、戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主がどこかに隠したとされるお宝を探していた。次第に浮かび上がる、そのお宝とキッドがねらう刀の関係性や、キャラクターたちそれぞれの因縁と思惑――。名コンビであるコナンと平次が推理を冴え渡らせ、暗号や謎を紐解いていく様子は、パズルのピースがカチカチとはまっていくよう。ちょっとした違和感や細やかな音までがトリックを解く鍵となるので、最高の鑑賞環境が整うシアター設計のIMAXで確認してほしい。作品の世界に没入し、スリリングな疾走感まで身を持って体験できるはずだ。

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