青春きらめく15秒CM『トラペジウム』高山一実＆結川あさき登壇のサントラリリースイベントも開催

乃木坂46の1期生、高山一実の小説家デビュー作をアニメ化した『トラペジウム』が5月10日(金)より公開される。今回、本作より青春がきらめく新場面写真、15秒CMが解禁された。

原作は、アイドルを目指す高校生、東ゆうが、東西南北の美少女を集めながら自らの夢に向かって進む物語。2016年から雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載が開始され、2018年に単行本化された。トップアイドルグループのメンバーとして活動してきた高山自身の経験や葛藤が込められた内容で、瑞々しくもリアリティーと熱量に満ちた文章で反響を呼び、累計30万部の大ヒットを達成。今回のアニメーション映画化にあたって、高山本人が脚本や音楽など幅広く携わり、「ぼっち・ざ・ろっく！」、「SPY×FAMILY」など数々の人気作品を手がけるスタジオCloverWorksと制作スタッフ、クリエイターの協力のもと、映画作品として「トラペジウム」を新たに再構築した。

主人公のゆうを演じるのは結川あさき。また、東がアイドルになるために仲間にする各地の美少女たちを羊宮妃那、上田麗奈、相川遥花といった実力派キャストが務める。そして主題歌は、「どこかにある六畳半アパートの、各部屋の住人の歌」をコンセプトに、楽曲ごとに「歌い手」「作り手」を替えて発表する音楽プロジェクトMAISONdesによる楽曲「なんもない feat. 星街すいせい, sakuma.」に。ほか、工藤真司役にJO1の木全翔也、伊丹秀一役に内村光良が発表されている。

公開があと1ヵ月と迫るなか、まぶしい青春がつまった15秒CMが解禁。“絶対にアイドルになりたい”と強い想いを抱くゆうは、「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」というルールを課して高校生活を送る女の子。半島地域「城州」の東に位置する城州東高校に通いながら、西、南、北の高校へ通う可愛い女の子と友だちになる計画を進めていく。そんななかで出会ったのが、人見知りでロボットに夢中な西テクノ工業高等専門学校2年生、“西の星”大河くるみ(声：羊宮)、お蝶夫人に憧れるお嬢様で天真爛漫な聖南テネリタス女学院2年生、“南の星“華鳥蘭子(声：上田)、そしてボランティア活動に勤しむ控えめで優しい城州北高校1年生、“北の星”亀井美嘉(声：相川)。雰囲気やキャラも全く違うそれぞれの個性を持った“東西南北”の美少女たちはロボコン大会や文化祭、ボランティア活動を通して段々とそれぞれの仲を深めていく。

あわせて解禁となった場面写真には、“東西南北”の4人がアイドルを目指してダンス練習に励んだり、水族館のイルカショーではしゃぐ瑞々しい場面が写されている。さらに、仲間を集め着実に夢へと突き進んでいく手応えに思わず笑みがこぼれてしまうゆう、彼女の計画に協力し優しく見守る男子高校生の工藤の姿なども。この瞬間にしか築くことのできない青春のシーンが切り取られている。

さらに、本作のオリジナルサウンドトラックのリリースイベントの開催が決定した。原作者である高山に加え、主人公のゆう役の結川が登壇する予定となっている。アニプレックスオンラインにて当該商品を期間中に予約すると、応募抽選でイベントに招待されるとのこと。

トップアイドルグループでの活動経験がある高山でなければ描けないテーマを追い求めた本作。ぜひ劇場で『トラペジウム』を楽しんで欲しい。

文/鈴木レイヤ