『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がぶっちぎりで初登場No. 1!怪盗キッドが“1億ドルの男”へまっしぐら - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がぶっちぎりで初登場No. 1!怪盗キッドが“1億ドルの男”へまっしぐら

コラム

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がぶっちぎりで初登場No. 1!怪盗キッドが“1億ドルの男”へまっしぐら

『オッペンハイマー』がノーラン作品7作連続の興収10億円突破!

さてランキングに戻ると、今週は『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』以外に新作タイトルがなく、顔ぶれ自体は前週の1位から9位までの作品が並んでいる。それでも順位の変動が目立つ結果となったようだ。

5週目にして2位に陥落の『変な家』は、観客動員300万人を突破!
5週目にして2位に陥落の『変な家』は、観客動員300万人を突破![c]2024「変な家」製作委員会

前週まで4週連続で1位を守り続けていた『変な家』(公開中)は、5週目にしてついに首位から陥落。それでも週末3日間で動員16万7000人、興収2億2200万円と、どちらも前週比60%弱の成績を維持。メインの客層である中高生が新学期に入ったことや、『名探偵コナン』という強敵が公開されたことを考えれば大健闘の成績といえるだろう。累計成績では動員308万人、興収38億円に到達。興収40億円超えはほぼ確実だろう。

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』(公開中)は、『名探偵コナン』の公開によって主戦場であるIMAXでの上映回数が大きく減少したものの、前週よりワンランクアップの3位にランクイン。累計成績では動員69万人、興収11億円を突破し、2024年公開の洋画作品で初の興収10億超え。また、ノーラン監督作品は『ダークナイト』(09)以降7作連続で日本国内での興収10億円以上を達成した。

ノーラン作品はこれで7作連続で興収10億超え!
ノーラン作品はこれで7作連続で興収10億超え![c]Universal Pictures. All Rights Reserved.

公開9週目でついにトップ3圏外となった『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(公開中)だが、累計成績では動員664万人、興収95億円を突破。日本歴代興収ランキングでは競っていた『君たちはどう生きるか』(公開中)を突き放して52位まで浮上。次週末には入場者プレゼント第5弾の配布も控えており、興収100億円到達に王手をかけている。

そして『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(公開中)は5位となり、累計成績は動員321万人、興収38億円を突破。公開12週目を迎えた『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(公開中)は前週から一気に3ランクアップで6位にランクイン。累計成績は動員262万人、興収44億円を突破している。

興収38億円超えを達成した『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』
興収38億円超えを達成した『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』[c]藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024

以下は、1~10位までのランキング(4月12日〜4月14日)
1位『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
2位『変な家』
3位『オッペンハイマー』
4位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
5位『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』
6位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
7位『四月になれば彼女は』
8位『ゴジラ-1.0』
9位『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』
10位『オーメン:ザ・ファースト』

今週末は、週刊少年マガジン連載の人気マンガを原作にしたテレビアニメ「ブルーロック」の初の劇場版『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』(4月19日公開)、山崎賢人が安倍晴明の若き日を演じる『陰陽師0』(4月19日公開)、過去に大林宣彦監督が映画化した山田太一の小説をイギリスで再映画化した『異人たち』(4月19日公開)などが控えている。


文/久保田 和馬

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