D・ワシントン、16分間ノンストップのアクションシーンに大満足
デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマンという2大俳優が競演するサスペンス・アクション超大作『ザ・ウォーカー』(6月19日公開)のプレミア上映会が現地時間1月11日(月)18時より、ロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターにて実施された。
本作は、世界が崩壊した近未来を舞台に、この世にたった一冊残る本を運び、ひたすら西へ旅を続ける主人公の物語。デンゼルが16分間ノンストップの体当たりアクションを繰り広げる自信の1本だ。
映画のイメージである“黒”をテーマに、レッドカーペットならぬブラックカーペットが敷かれた会場に、『レオン』(94)の悪役ぶりでその名を轟かせたゲイリー・オールドマンが登場。デンゼル扮する主人公イーライと対立する悪役カーネギーを演じたゲイリー・オールドマンは、デンゼル・ワシントンとの初共演について「私もデンゼルも同じ舞台出身。すぐに気が合ったよ」とコメント。
また、今回の役で一番気に入ったのは、「コスチュームとヘアスタイル」だと言う。「これまでいろんな悪役を演じてきたけど、終末後の世界のアメリカに生きるワルを演じるのは初めて。10年もの間、悪役と離れていたから、こうして久しぶりに悪役に戻れてうれしいよ」と話した。
一方、デンゼルは、「本作は、善人と悪人について描くストーリーなんだ。アクション場面は、スタントマンを使わず、全部私が演じたよ。ジェフ・イマダという現代版ブルース・リーのような人に付いて、半年近くトレーニングした。そうして、16分間ノンストップのアクションをやったんだ。すごくクールだよ」と自らのアクションに自信をのぞかせた。
ゲイリーとの共演については、「ゲイリーは偉大な俳優の一人で、昔から大ファンだった。彼とは、撮影の合間にジョークを言い合って、とても楽しんだんだ」と満足気だ。
荒涼感と孤独感あるビジュアル&ストーリーから、デンゼル・ワシントン版『アイ・アム・レジェンド』とも言えそうな本作。製作が『マトリックス』シリーズのジョエル・シルバーだけに、その仕上がりについつい期待してしまう。【Movie Walker】