中毒性最高レベル!?『憐れみの３章』胸がざわつく特別予告＆ティザービジュアル

第80回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、第96回アカデミー賞では主演のエマ・ストーンが『ラ・ラ・ランド』(16)に続く2度目の主演女優賞を受賞のほか合計4部門受賞をはたした『哀れなるものたち』(公開中)に続き、早くもヨルゴス・ランティモスとストーンの最強タッグが送りだす衝撃の最新作『憐れみの３章』(2024年公開)。本作より、カンヌ版特別予告＆ティザービジュアルが到着した。

前作『哀れなるものたち』で壮麗で芸術的な唯一無二の世界を監督と共に作り上げた、ストーン、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結するほか、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23)や、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)をはじめとする話題作に多数出演するジェシー・プレモンス、『ザ・ホエール』(23)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたホン・チャウ、『ジュラシック・ワールド／新たなる支配者』(22)など多数の大作で活躍するママドゥ・アティエ、さらに「ユーフォリア/EUPHORIA」、『ハンガー・ゲーム0』(23)で注目を浴びる新鋭ハンター・シェイファーといった、折り紙つきの実力者が勢ぞろい。また、共同脚本として『籠の中の乙女』(09)、『ロブスター』(15)、『聖なる鹿殺しキリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(17)のエフティミス・フィリップの最強タッグが復活。ランティモス監督ならではのユーモラスでありながらも時に不穏で予想不可能な、独創的世界が描きだされていく。

先日発表された第77回カンヌ国際映画祭のラインナップで、コンペティション部門への出品とワールドプレミア上映の決定が公式発表された本作。『哀れなるものたち』から時を空けず、再び、権威あるカンヌ国際映画祭の舞台に登場するヨルゴス・ランティモス監督の最新作に世界中が驚き、歓喜したのもつかの間、本作の世界観を覗き見できるカンヌ版の特別予告映像が到着した。

映像では、スウェーデンのアーティストCOBRAHによる「BRAND NEW BITCH」に合わせ、ランティモス作品お約束の斬新すぎるダンスをストーンが踊り狂う。その最中、次々と本作の世界を彩る豪華キャストが映しだされていき、一目見たら忘れられない超高濃度の“ランティモスワールド”を否応なく体感できる。スピーディーに切り替わるシーンの連続は、そのどれもが怪しげで独創的なものばかりで、夢にまで出てきそうな最高レベルの中毒性を秘めたスペシャル映像だ。

あわせて解禁されたティザービジュアルには、水滴滴る血まみれの手、切断された指、壊れたラケットの3つのモチーフが描かれており、観る者の胸をざわつかせる不穏な気配が漂っている。「憐れみの３章」と掲げるタイトルの通り、“3章”で展開される物語を紐解く”鍵”になるのだろうか。まだ多くの謎に包まれた物語へと、想像と期待が膨らむビジュアルが到着した。

映画界に未知の衝撃を送り続ける、ランティモス監督＆ストーンの映画界最強コンビが、超豪華キャストとともに三たび未体験の高みへと私たちを導く最新作『憐れみの３章』。本作の今後の続報に期待が高まる！

文/サンクレイオ翼