島崎信長、凪&玲王の関係性が輝くのは「玲王がツライ時」内田雄馬の苦悶の演技を絶賛!『劇場版ブルーロック』が公開

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島崎信長、凪&玲王の関係性が輝くのは「玲王がツライ時」内田雄馬の苦悶の演技を絶賛!『劇場版ブルーロック』が公開

原作コミックス累計発行部数3000万部を突破、2022年にはテレビアニメが放送され人気を博した「ブルーロック」。シリーズ初の映画化作品『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の公開記念舞台挨拶が4月20日に新宿ピカデリーで開催され、島崎信長、内田雄馬、浦和希が登壇。それぞれが公開を迎えた喜びや、今後への期待を力強く語った。

『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の公開記念舞台挨拶が開催された
『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』の公開記念舞台挨拶が開催された

“ブルーロック(青い監獄)”に集められた高校生フォワードたちが、世界一のエゴイストストライカーを目指して己のサッカー生命とゴールをかけて挑むデスゲームのような作風が幅広い年代から注目を集めた本シリーズ。初の劇場版では、天才ストライカーである凪誠士郎(声:島崎)の視点から、“ブルーロック”での戦いを描く。

上映の会場に感謝を伝えた凪役の島崎信長
上映の会場に感謝を伝えた凪役の島崎信長

いよいよ公開が始まり、声優陣も熱い反響を受け取っているという。凪がサッカーを始めるきっかけとなった親友・御影玲王役の内田は「この作品、やっぱりすごい作品なんだと実感した」と切りだし、「母がおもしろかったと言っていました!うちの母も太鼓判」と大きな笑顔を見せて会場から拍手を浴びた。「めずらしくすごい早い時間に『いまから観に行きます』と。よっぽど楽しみにしていたんだなと思った。最近で一気にダダハマりして、『ブルーロック』の沼から抜けだせないそうです」とうれしそうに目尻を下げた。

テレビシリーズの主人公で、凪を覚醒させるきっかけのキーパーソン・潔世一役の浦も「びっくりしたことがある」といい、「昨日の夜、仕事が終わって電車で帰っていたら、横に座った男女3人組が『ブルーロックの劇場版、始まったね』と話していた。最初ドッキリをしかけられているんじゃないか、どこかにカメラがあるんじゃなかと思って探した。温度感高く話してくれていて、こんなに愛してもらっているんだなと伝わってきてうれしかった」と声を弾ませた。すると凪役の島崎も「俺もあった!」と続いて、「うちのウォーターサーバーの点検に来たおじさんが、帰り際に『今度息子と観に行きます』と言って去っていった」とにっこり。みんなで「ありがとうございます!」と叫び、感謝を伝えていた。

【写真を見る】島崎信長&内田雄馬、凪のうちわを玲王に近づけて笑顔!
【写真を見る】島崎信長&内田雄馬、凪のうちわを玲王に近づけて笑顔!

本作のお気に入りのシーンについてトークが及ぶと、「この映画のポイントは、凪と玲王に焦点が当たっている」と改めて話した島崎は、「この2人の関係性が輝く時って、玲王がツライ時。玲王が苦しんでいる時は、グッとくる。最高の2人なんだけれど、すれ違いがあるところがまたいい。玲王の感情が動いているところはオススメ。苦しんでいる雄馬くんは、映えるね!いい芝居をしている!」と内田の演技を絶賛しつつ、「凪による『本当はこう思っているよ』というモノローグも注目してほしい」とプッシュ。内田も「モノローグが好き」だといい、「これまでの作品では、まだ玲王の芯の部分が見える瞬間はそんなに出ていない。奥底では『凪がサッカーを好きになってくれてうれしいな』とちゃんと思っているのが見えた」と玲王に寄り添って語る。


浦は「潔って、めちゃめちゃいいところでぶっ壊してくる。凪視点で観てみると、『お前、いま来るのかよ!』『いま凪を連れていくのか!』というところが多かった。そりゃあ、玲王も潔に対して当たりが強くなるよなと思いました」と発見があったと話して、周囲の笑いを誘っていた。

好きなセリフを発表!会場からも同意の声が上がった
好きなセリフを発表!会場からも同意の声が上がった

また好きなセリフについて、フリップに書いて発表するひと幕もあった。浦は「お前らに勝つ人間だ」と名セリフを発し、「潔の成長を著しく感じられた」セリフだとコメント。内田は「最後まで一緒にいてよ ー凪と」書いたフリップを掲げ、「あの言葉は本質的なところ。いまの玲王には呪いみたいなところもある。ただ2人が前を向いて歩いて行ったら、約束の言葉になる。ちゃんと約束に変えるためにも、玲王は歩き続けないといけない」とキャラクターに愛情を傾けながら、未来を見つめた。島崎は「玲王の方が約束や関係に固執しているように見えるけれど、約束に対しての凪の意識は超高い。一緒にずっとビタッとくっついてることが約束ではなく、最終的に一緒にいることが約束だから、凪はそのために必要な行動をしようとしている。マイルールで行動しているだけ」と言葉にしないだけで2人の想いや目指す方向は一緒だと力を込め、これには内田も大きくうなずいていた。その島崎は「はじめまして日本」と回答。会場から歓声が上がるなか、「自分を鼓舞するのにいい言葉」と日常生活でも使ってほしいと推奨していた。

最後に浦は「これからも、『EPISODE 凪』。そして第2期主人公、潔世一をよろしくお願いします!」としっかりとアピール。内田は「ここじゃ終われないぜ!という気持ちでいっぱい」と凪と玲王の今後に期待を寄せ、島崎は「凪は天才だけれど、玲央やみんなと出会わなかったら活躍できなかったし、意欲を起こせなかった人。周りのみんながいて、そのうえで凪が一本立ちできているんだなと実感しました」としみじみ。「出会いやつながり、縁が大事なものだと伝えてくれる映画。『ブルーロック』との出会いも大切にして、これからも一緒に歩いていってもらえたら」と呼びかけて、大きな拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝

※島崎信長の「崎」は「たつさき」が正式表記