祖国ジャマイカの魅力が満載!『ボブ・マーリー:ONE LOVE』ルーツを垣間見る特別映像

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祖国ジャマイカの魅力が満載!『ボブ・マーリー:ONE LOVE』ルーツを垣間見る特別映像

カリブ海の小国ジャマイカで生まれ、世界的アーティストとなったボブ・マーリーの生涯を描く映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』が5月17日(金)に公開される。このたび、本作より祖国ジャマイカで行なわれた撮影の様子を収めた特別映像が到着した。

【写真を見る】祖国ジャマイカの魅力が満載の特別映像が到着
【写真を見る】祖国ジャマイカの魅力が満載の特別映像が到着[c]2024 PARAMOUNT PICTURES

全世界アルバム売上7500万枚以上を売り上げ、歴史的名盤と言われるアルバム「エクソダス」を生んだボブ・マーリー。白人と黒人のハーフとして生まれた出自や、国内の政情不安と政治家の思惑にも翻弄されてしまう国民的英雄としての苦悩、さらに欧米がすべての中心だった当時の音楽業界において稀有な第三世界出身アーティストとして世界的な成功を収める奇跡のサクセスストーリー、そして妻リタとの絆など、彼の音楽とメッセージの背後にあるあまり知られていない物語が本作では描かれる。

プロデューサーとして、マーリーが愛した妻のリタ、息子のジギー、娘のセデラが参画。監督は第94回アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門でノミネートされ、主演のウィル・スミスが主演男優賞を受賞した名作、『ドリームプラン』(21)を手がけたレイナルド・マーカス・グリーンが担当し、脚本はグリーンに加え、テレンス・ウィンター、ザック・ベイリンらが担当した。また、主人公ボブ・マーリーを演じるのは、『あの夜、マイアミで』(21)にてマルコムXを演じ、高い評価を得たキングズリー・ベン=アディル。ボブ・マーリーの妻、リタ・マーリーを『キャプテン・マーベル』(19)や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(20)などのラシャーナ・リンチが演じている。

今回解禁された映像は、正真正銘のボブ・マーリー映画だからこそ実現したジャマイカ大規模ロケの様子と、その唯一無二の体験と意義を、キャスト、マーリー一家も含めたスタッフが充実の表情で振り返るもの。独自の文化が育まれてきた中南米の島国であり、色とりどりの街並みと地球の原風景も残るような自然の産物が共存するジャマイカの美しい景観が映しだされていく。ボブを演じたベン=アディルは「現地の人々やボブの家族や友人の協力なしには成立しなかった。愛にあふれた現場だったよ」、ボブの妻であるリタ役のラシャーナ・リンチは「特別なものができた。それも彼の祖国で」と映像内で振り返っている。


本作では、ボブがなによりも愛したジャマイカとジャマイカの人々のどのような姿が切り取られているのだろうか?『ボブ・マーリー:ONE LOVE』をぜひ劇場で堪能したい。

文/鈴木レイヤ

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