山田尚子監督最新作『きみの色』がアヌシー国際アニメーション映画祭出品決定!場面写真も公開

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山田尚子監督最新作『きみの色』がアヌシー国際アニメーション映画祭出品決定!場面写真も公開

2011年に公開され興行収入19億円の大ヒットとなり、社会現象を巻き起こした『映画けいおん!』(11)、『映画 聲の形』(16)で監督を務めた山田尚子の最新作となる完全オリジナル長編アニメーション映画『きみの色』が8月30日(金)に公開される。このたび、場面写真11点を一挙解禁となった。

【写真を見る】山田尚子監督による繊細な表現力が惜しみなく詰まった場面写真
【写真を見る】山田尚子監督による繊細な表現力が惜しみなく詰まった場面写真[c]2024「きみの色」製作委員会

本作で脚本を務めるのは、スタジオジブリや、京都アニメーションの数々の大ヒット作品を手がけ、山田監督とは「けいおん!」シリーズ以降、幾度となくタッグを組んでいる吉田玲子。音楽は『映画 聲の形』、『リズと青い鳥』(18)など山田監督作品のほか、「チェンソーマン」でもサウンドトラックを手がけた作曲家の牛尾憲輔が担当する。また、声優には日暮トツ子役に鈴川紗由、作永きみ役に高石あかり、影平ルイ役に木戸大聖という1600人に及ぶオーディションから選ばれた3人が決定。また、3人を導くシスター、日吉子役を新垣結衣が務める。

このたび、本作がアヌシー国際アニメーション映画祭2024の長編コンペティション部門への出品されることが決定。世界最大規模のアニメーション映画祭として知られる本映画祭は、フランス南東部の都市アヌシーで6月9日(日)から6月15日(土)に開催される。山田監督の作品が同映画祭に出品されるのは本作で3度目。出品の決定を受けて山田監督は「ひとつの色やことばでは収まりきらない、カテゴライズしてしまっては溢れてしまうようなひとりひとりの存在、その尊さを描いたこの物語を世界中の方々にも届けることができるのはこの上ないしあわせです」と喜びをコメントした。

あわせて、“音楽×青春”をテーマとして描かれた本作の、山田尚子監督による繊細な表現力が惜しみなく詰まった場面写真も一挙に解禁。子どものころから人が「色」で見えるトツ子が、綺麗な「色」を見てうっとりしているカット、トツ子と同じ学校に通っていたが突然中退してしまった作永がギターを弾いている姿などが写し出されている。また、音楽好きで物静かな少年のルイがレコードを手にした姿、そしてとあるきっかけでバンドを組むこととなった3人が並んでアイスを食べている一幕など、物語の中心となる3人の性格が見えてくるような画像が数々解禁された。

そのほかにも、3人を導く物語のキーパーソン、シスター日吉子が聖堂でトツ子と話しているカットや朗らかな表情で踊るトツ子、色とりどりに花が咲く庭のなか、軽やかな足元だけを写したものなど、山田監督作品らしい、繊細な色づかいへのこだわりを感じさせる印象的なカットも届いている。3月に実施された本作の製作報告会で山田監督は「映像で観ていただくために言語化するということをしないようにと。時間と色と動きと、なにか感覚的なものを受け取っていただける映画にしたかったんです」と製作に込めた想いを明かしていたが、まさにその言葉通り、写真からでも様々な情報を受け取れるカットの数々となった。


年代を問わず、あらゆる人々の心の琴線に触れる普遍的なテーマと映像表現、音楽が織りなす青春タペストリー。本作の公開を楽しみに待ちたい。

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