長い足がまぶしいリリー・コールとギリアム監督来日、プレミアでジョニデのサプライズ!
鬼才テリー・ギリアム監督によるファンタジー『Dr.パルナサスの鏡』(1月23日公開)の日本公開を前に、ギリアム監督と、本作に出演したスーパーモデルのリリー・コールが来日。1月14日、東京・六本木でPRイベントを行った。
監督とリリーは、イベント会場に用意された、劇中に登場する“パルナサス博士の鏡”の中から登場。童顔なのに身長180cmでスタイル抜群のリリーは、長い脚を惜しげもなく出した短めの衣装で現れた。イギリスのカリスマモデルだけあってファンから大きな声援があがる。
その後、舞台を披露試写会前の劇場に移し、集まった観客を前に、監督は「東京に戻ってこられてうれしい。日本のファンは私の作品をすごく分かってくれている。みなさんの期待は裏切らない」と鼻息が荒い。リリーは、「何度か日本に来ていて、楽しい経験をしています。みなさんもこの映画を楽しんでいただきたいと思います」と挨拶した。
本作は撮影中の2008年、突然急逝したヒース・レジャーの遺作となり、ヒースの友人でもある俳優のジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが代役出演している。それについて質問が飛ぶと、監督は「ヒースと仕事ができた中の数少ない一人ということは大変光栄です。良き友人であり家族の一員だった」とコメントし、目には光るものを見せた。
ジョニー・デップからのメッセージが披露されるサプライズもあり、リリーが代読。「みなさんこんばんは。今夜彼のすばらしい作品を観て驚かれることでしょう。このプロジェクトに参加できたのは光栄だった。しかし過去にとらわれてはいけない。この作品にかかわったすべての人に自信をもって敬意を表したい」。
最後に監督は「皆さんにお願いしたいことがある。童心に戻ってください。そして僕を信じてください。そして僕のイマジナリウム(想像の館)に足を踏み入れてください」とアピールした。
そんな本作は、想像力って素晴らしいと思える摩訶不思議世界を堪能できる1本。ぜひスクリーンで無限の可能性を感じ取ってほしい。【取材・文/池田ケースケ】