「スター・ウォーズ:アコライト」イ・ジョンジェが語る撮影の舞台裏とは?「ライトセーバーのスキルはユニークな挑戦」
「スター・ウォーズ」シリーズの最新作で、ディズニープラスにて6月5日(水)より配信スタートとなるオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」。本作でジェダイマスターのソルを演じることが発表されているイ・ジョンジェが舞台裏について語る特別映像が解禁された。
物語の舞台は『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(99)より約100年前のジェダイ黄金期。正義の守護者ジェダイが銀河に数多く存在し、戦争もなく平和な日々が築かれていた“光”の時代だ。そんなある日、一人のジェダイが殺害される事件が発生。真相を追うために動きだしたソルはかつて自分の弟子であった謎の主人公メイ(アマンドラ・ステンバーグ)と再会することで、密かに動きだしていた“巨大な闇”に立ち向かうことになる。
ジョンジェと言えば、大ヒットドラマ「イカ・ゲーム」の主演を務め、第74回エミー賞でアジア人初となる主演男優賞受賞という快挙を成し遂げた韓国が誇る世界的スター。俳優だけでなく、初監督を務めた『ハント』(22)がカンヌ国際映画祭を筆頭に世界中の映画祭への出品を成し遂げるなど監督としての活躍も目覚ましい。
そんな30年以上のキャリアを持つジョンジェもまた、リアルタイムで「スター・ウォーズ」が巻き起こす社会現象を目撃してきた一人。「『スター・ウォーズ』に出演できるなんていまだに信じられないです。子どもの頃、初めて映画館で観て圧倒されたことをいまでも覚えています」と本作への出演を興奮気味にコメントする様子も映像内では確認できる。
自身が演じたソルについては、「ソルは非常に強い責任感を持つキャラクターです。高度な技術を持つジェダイマスターですが平和のためなら全てを懸ける覚悟のある人物です」と解説。続けて、「ソルは何としてでも感情を出さずに本当の気持ちを隠そうとするのです」と意味深に語る場面もあり、ソルが聡明で強力なフォースの力の持ち主である一方、内面に葛藤を抱えた複雑なキャラクターであることも示唆されている。
さらに、「韓国でも剣術のアクションシーンの経験はたくさんありましたが、ライトセーバーのスキルは全く違うユニークな挑戦とすぐに気づきました」と振り返り、ライトセーバーを手に徹底的なトレーニングを積んでいる姿も映し出される。若いジェダイたちの先頭に立ってライトセーバーを構える本編シーンも確認でき、様々なアクションをこなしてきたジョンジェが本作でどのような剣技を披露するのにかも期待が高まる。
赤いライトセーバーを持つ謎のキャラクターに向かってソルが、「お前はジェダイの武器を持っている。だがジェダイではない」と警告を送る謎めいたシーンも冒頭に登場。初回となる6月5日は2話一挙配信に。「スター・ウォーズ」史の新たな1ページの幕あけを、その目で目撃しよう。
文/平尾嘉浩