至高のもふもふ!ちょっぴり抜けてて“不憫かわいい”キャラクターの映画で癒されたい
「クワイエット・プレイス」シリーズのジョン・クラシンスキー監督がメガホンをとり、5月に封切られた北米では興行収入ランキング初登場No.1を飾った『ブルー きみは大丈夫』(6月14日公開)。子どもの時の“空想の友だち”が、大人になったいまでもそばで見守ってくれているとしたら…。そんな独創的な発想から生まれた本作の魅力の一つは、“空想の友だち”であるブルーと少女ビー(ケイリー・フレミング)の心の交流だ。そこで本稿では、本作の公開を記念して、ブルーのようにちょっぴり抜けていて“不憫かわいい”キャラクターたちが登場する感動映画を紹介していこう。
白くて丸っこいフォルムが愛らしい『ベイマックス』
東京とサンフランシスコからインスパイアされた架空都市“サンフランソウキョウ”を舞台に、孤独な天才少年ヒロと、彼の兄が遺した心優しいケアロボットのベイマックスの絆と冒険を描いたディズニーアニメ『ベイマックス』(14)。公開当時、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品としては歴代3位の全世界興収を記録する大ヒットとなり、第87回アカデミー賞では長編アニメーション賞を受賞。
同作の魅力は、なんといっても白くてふわふわで大きくて、丸っこい体にまん丸な瞳が愛らしいベイマックスのキャラクター。大きな体を持て余してペンギンのようによちよちと歩いたかと思えば、ロボットボイスで冷静に話したり。ちょっぴり間抜けだけど大きなフォルムで傷ついた心に寄り添ってくれるその様は、ブルーとよく似ている。
世界的人気キャラが実写に!『プーと大人になった僕』
A・A・ミルンの名作児童文学をもとにしたディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」を初めて実写映画化した『プーと大人になった僕』(18)。100エーカーの森から離れ、大人になったクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)は多忙な日々を送っていた。そんなある日、家族との関係もぎこちない彼の前に、かつての親友プーが現れる。
ハチミツのことばかりを考え、常にお腹をぐーぐー鳴らし、ほんわかとした愛らしさで世代を超えて愛され続けているくまのプーさん。プーやピグレットなど人気キャラクターたちが実写になった姿は、実際にぬいぐるみを使用して撮影されており、もふもふな質感が最大限に発揮されている。また、思わずハッとさせられる名言の数々。『ブルー きみは大丈夫』でも、“空想の友だち”の温かな言葉が、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれるはずだ。