【ネタバレレビュー】ついにシスらしき黒幕も登場!「スター・ウォーズ:アコライト」前半戦総括&今後の展開を考察|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
【ネタバレレビュー】ついにシスらしき黒幕も登場!「スター・ウォーズ:アコライト」前半戦総括&今後の展開を考察

コラム

【ネタバレレビュー】ついにシスらしき黒幕も登場!「スター・ウォーズ:アコライト」前半戦総括&今後の展開を考察

ディズニープラスで配信中のシリーズ最新作「スター・ウォーズ:アコライト」。サーガのなかでもっとも古い時代にスポットを当てた本作は、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』(99)の約100年前、すなわち、まだ戦争が起こっていない、銀河共和国が平和だった時代ということになる。

平和とはいえ、どんな時代にも事件は起こる。「スター・ウォーズ:アコライト」は1人のジェダイ・マスターが殺されるという衝撃的な事件で幕を開け、ミステリーを加速させる。そしてエピソードが進むほど、そのキャラクターの背景や行動の理由がおぼろげに見えてくる。現在のところ全8話のうち、第4話までが配信され、前半戦が終了。ここまでの物語を改めてネタバレありで整理してみよう。

※本記事は、ネタバレ(ストーリーの核心に触れる記述)を含みます。未見の方はご注意ください。

ジェダイ連続殺人事件、生き別れた姉妹…怒涛の前半戦を一挙おさらい

第1話冒頭から繰り広げられる、インダーラとメイの息もつかせぬバトル!
第1話冒頭から繰り広げられる、インダーラとメイの息もつかせぬバトル![c] 2024 Lucasfilm Ltd.

第1話の冒頭で殺されたジェダイ・マスター、インダーラ(演じるは「マトリックス」シリーズでおなじみのキャリー=アン・モス!)は不意打ちのような形でナイフに貫かれ、命を絶たれる。この時点では犯人の名はわからないが、ジェダイ・マスターと対等に張り合うほどのフォースの使い手で、復讐に燃える若い女性であることは見てとれる。彼女がメイ(アマンドラ・ステンバーグ)という名であることは、この後に明かされる。

パダワンだった過去を持つオーシャだが、いまはメクニックとして働いている
パダワンだった過去を持つオーシャだが、いまはメクニックとして働いている[c] 2024 Lucasfilm Ltd.

事件の容疑者として、メイとよく似た女性オーシャがジェダイに身柄を拘束される。このオーシャこそが本作の主人公。彼女は、ジェダイ・マスター、ソル(イ・ジョンジェ)のもとでパダワン(=弟子)として訓練を受けた過去があり、なんらかの理由から6年前にジェダイ・オーダーを去って、いまはスペースシップの修理工をしている。ソルはかつての弟子の無実を信じて疑わなかった。それもそのはず、実は、メイはオーシャの生き別れた双子の姉だった。そして彼女たちは、いずれも、姉が、妹が死んでしまったと思って、ここまで生きてきたのだ。

“バラシュの誓い”により一切の攻撃が効かないマスター・トービン
“バラシュの誓い”により一切の攻撃が効かないマスター・トービン[c] 2024 Lucasfilm Ltd.

第2話では、姉妹が運命の再会を果たすことになる。メイが命を狙っているジェダイはインダーラだけではなかった。ほかに3人のジェダイをターゲットにしていることが明かされるのだ。2人目の標的マスター・トービン(ディーン=チャールズ・チャップマン)はジェダイ寺院で、“バラシュの誓い”と呼ばれる苦行を行っており、空中浮遊したまま10年も瞑想状態を続けている!無我の境地にあるジェダイは最強で、フォースに守られた彼は目を閉じたまま、まったく動くことなくメイの攻撃をはね返す。そこでメイは一計を案じ、トービンの良心に訴えかけ、現実に引き戻すという作戦に打ってでる。これは、まんまと成功し、トービンは自ら毒を飲み、命を落とす。

メイを追い、惑星オレガにやってきたソルたち
メイを追い、惑星オレガにやってきたソルたち[c] 2024 Lucasfilm Ltd.

一方のオーシャは、かつての師ソルや若いジェダイたちと共にメイの行方を追いかける。メイに通じているカイミール(マニー・ジャシント)という青年を尋問し、メイが4人のジェダイを殺そうとしていることが判明。残る2人のうちの1人はソルで、もう1人は「スター・ウォーズ」史上初の登場となるウーキー族のジェダイ・マスター。このキャラクター、ケルナッカ(ヨーナス・スオタモ)は2話の最後に姿を見せ、ファンを喜ばせた。

シリーズ初、ウーキー族のジェダイ・マスターであるケルナッカ
シリーズ初、ウーキー族のジェダイ・マスターであるケルナッカ[c] 2024 Lucasfilm Ltd.

第3話は現在進行の話をいったんお休みし、時代をさかのぼってオーシャとメイが生き別れるにいたった16年前の過去を語る。惑星ブレンドクの女系一族に生まれた彼女たちは魔女の素養を持っていた。そこに現われたのが、4人のジェダイ。言うまでもなく、インダーラ、トービン、ソル、ケルナッカだ。彼らは姉妹のフォースの素養を知り、ジェダイ・オーダーに引き入れるというミッションを背負って、この地にやってきたのだ。好奇心旺盛なオーシャは外の世界を見たいという欲求を抱えており、この要請に前のめりになる。しかし、家族と離れたくないメイは妹オーシャと引き離されることも嫌がった。結果、そこに悲劇が起こり、オーシャとメイは最悪の形で引き離されることになる。


謎の人物に立ち向かうジェダイたち!数多くのライトセーバーが立ち並ぶ様は壮観だ
謎の人物に立ち向かうジェダイたち!数多くのライトセーバーが立ち並ぶ様は壮観だ[c] 2024 Lucasfilm Ltd.

第4話では現在進行に戻り、ケルナッカが隠遁している星、コーファの森林地帯が主要な舞台となる。メイはカイミールの案内でこの地に降り立ち、仇であるケルナッカの行方を探る。そしてオーシャとソルの一行も、この地にやってきて、彼女の新たな犯行を阻止しようとする。この追いかけっこが第4話の基本で、同時にそれは物語のスリルとして機能する。ところが、メイが目的地に着いた時、ケルナッカはすでに息絶えていた…。それはメイの師匠にして、赤いライトセーバーを持つ謎の人物の仕業。この人物は、ソルら複数のジェダイたちが束になって立ち向かおうとも、ライトセーバーひと振りでいとも簡単に全員を吹き飛ばしてしまうほどの強大な力を持っていた。ジェダイたちの安否もわからないなかここで、本エピソードは終わってしまう。謎の人物の正体は?そしてオーシャとメイの命運は?早くも5話の展開が気になって仕方がない!

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