『ディア・ファミリー』が大泉洋主演作13年ぶりの快挙!ゲスト出演の『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』とワンツーを達成
『ブルー きみは大丈夫』『「ツキウタ。」劇場版』も初登場!
さて、ランキングに戻ると『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は累計成績で動員1040万人を突破、興収は148億8000万円に到達。まもなく新海誠監督の『すずめの戸締まり』(22)の最終興収149億4000万円を上回る見通しで、国内史上15作品目の興収150億円突破も目前まで迫っている。
また『帰ってきた あぶない刑事』(公開中)は週末3日間で動員9万2000人、興収9600万円を記録し、今週も3位をキープ。累計成績では動員92万人、興収12億円を突破。近日中には動員100万人の大台に突入することだろう。先週1位で初登場を飾った『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』(公開中)は3ランクダウンの4位となっている。
『ディア・ファミリー』以外の新作は2本。8位にランクインしたのは「クワイエット・プレイス」シリーズのジョン・クラシンスキー監督がメガホンをとったファンタジードラマ『ブルー きみは大丈夫』(公開中)。心に傷を抱えた12歳の少女ビーと、子どもにしか見えない“空想の友だち”のブルーの心の交流を描いた物語で、日本語吹替え版ではKis-My-Ft2の宮田俊哉がブルーの声を、稲垣来泉がビーの声を担当。
そして10位には、架空の芸能事務所ツキノ芸能プロダクションに所属するアイドルたちの活躍を描く「ツキウタ。」シリーズの10周年プロジェクトとして製作された『「ツキウタ。」劇場版 RABBITS KINGDOM THE MOVIE』(公開中)がランクインを果たした。
既存の作品では公開4週目を迎えた『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』(公開中)が累計成績で動員66万人、興収10億円を突破。公開18週目を迎えた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(公開中)は2週ぶりにトップテン圏内に返り咲き、累計動員771万人、累計興収110億円を突破。日本歴代興収ランキングでは『南極物語』(83)などを抜いて35位に浮上している。
以下は、1~10位までのランキング(6月14日〜6月16日)
1位『ディア・ファミリー』
2位『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
3位『帰ってきた あぶない刑事』
4位『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』
5位『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』
6位『マッドマックス:フュリオサ』
7位『映画 からかい上手の高木さん』
8位『ブルー きみは大丈夫』
9位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
10位『「ツキウタ。」劇場版 RABBITS KINGDOM THE MOVIE』
今週末は、ウィル・スミスとマーティン・ローレンス共演のアクションシリーズ第4弾『バッドボーイズ RIDE OR DIE』(6月21日公開)、ヒット作『老後の資金がありません!』(21)の前田哲監督と草笛光子が再タッグを組んだ『九十歳。何がめでたい』(6月21日公開)、吉田鋼太郎が主演を務めたテレビドラマの劇場版となる映画『おいハンサム!!』(6月21日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬