黒木華主演&草野翔吾監督『アイミタガイ』映画化決定!それぞれの物語がつながる本ビジュアル

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黒木華主演&草野翔吾監督『アイミタガイ』映画化決定!それぞれの物語がつながる本ビジュアル

2014年に斎藤緑雨文化賞長編小説賞を受賞した中條ていによる小説を映画化する『アイミタガイ』が11月1日(金)に公開されることが決定した。

本作の主演を務めるのは、数々の映画やドラマに出演し、2014年に『小さいおうち』(13)で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞、2021年には『浅田家!』(20)で3度目の日本アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝いた黒木華。監督は『彼女が好きなものは』(21)やドラマ「こっち向いてよ向井くん」などの草野翔吾監督が務める。短編連作集「アイミタガイ」を原作に『台風家族』(19)の市井昌秀が脚本の骨組みを作り、『ツレがうつになりまして。』(11)の故、佐々部清の魂を注いだ企画を受け継いだ草野翔吾が一本の映画に完成させた。かけがえのない存在だった親友を失い立ち止まってしまった主人公、梓(黒木)を中心に思いがけない出会いが連鎖し、大きな輪になっていく群像劇となっている。また、梓の恋人の澄人を中村蒼、梓の親友の叶海を藤間爽子が演じるほか、草笛光子、安藤玉恵、松本利夫、升毅、西田尚美、田口トモロヲ、風吹ジュンら実力派が出演。

本作に対して黒木は「迷いの中でも、人と人のつながりを改めて感じられる、そっと背中を押してくれるような、寄り添ってくれるような映画だと思います」とコメント。中村は「様々な理由で一歩を踏み出せずその場に留まる登場人物達の背中をささやかな毎日にある小さな優しさや心遣いが奇跡を起こしてそっと押してくれます」、藤間は「大切な家族、友人、恋人、もう会うことがない人たちも、その出会いがいまの私をつくってくれていた。そう気付かせてくれる温かく優しい映画だと感じました」と本作の物語を語った。草野監督は「佐々部清さんが生前温めていた企画ということでプレッシャーもありましたが、最初に読んだ印象を大事に、自分ができることを精一杯やりました」、原作者の中條は「この『アイミタガイ』という言葉とその心が世代を継ぐ若い監督によって、切なくも温かな映画作品として生まれたことに感謝と喜びを覚えます」とそれぞれ思いを語っている。

今回、あわせて解禁となった本ビジュアルは梓を中心に登場人物たちの物語が繋がっていくことを表現したもの。黒木を中心に豪華キャスト陣が一堂に会している。


良き理解者だった叶海を失ったあとも、返事が返ってこないと分かりつつメッセージを送り続ける梓。なぜ彼女は、亡くなった親友にメッセージを送り続けたのだろうか?豪華キャスト陣が人間ドラマのアンサンブルを奏でる本作の公開を楽しみに待ちたい。

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